京都人類学研究会6月例会を開催します。奮ってご参加ください。
基本情報
開催地
- 吉田キャンパス
総合研究2号館4階会議室(AA447)
対象
- 在学生の方
- 一般・地域の方
どなたでもご参加いただけます。
参加費
資料代として200円いただきます。
イベント内容
発表者
立川陽仁(三重大学)
コメンテーター
大村敬一(大阪大学)
発表要旨
19世紀後半以後、北米では先住民の同化を推し進める過程で政治的リーダーの民主的な選出が推奨されました。カナダの「北西海岸」のように、従来から世襲でリーダーを決めていた社会では、その影響は甚大でした。北西海岸では20世紀半ばに投票でリーダーを選ぶ制度が導入されていき、その結果、ほとんどのコミュニティで従来からの世襲チーフのほかに、投票で選ばれた選出チーフが併存するという状況が生みだされました。
多くの文献では、両者は対等な形で勢力の棲み分けをおこないながら併存していると述べられていますが、クワクワカワクゥという先住民社会では、90年頃から世襲制の明らかな復活がみられます。この発表では、同社会における世襲制の復権、人びとがリーダーシップを握るための戦略を紹介すると同時に、世襲そのものの意義について検討します。
申し込み
申し込み方法
事前の参加予約は必要ありません。
申し込み締切日
備考
京都人類学研究会は、京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ研究者・大学院生が研究成果を報告する場です。
京都人類学研究会2014年度代表:風間計博(京都大学人間・環境学研究科教授)
京都人類学研究会2014年度代表:風間計博(京都大学人間・環境学研究科教授)
お問い合わせ
京都人類学研究会事務局
E-mail: kyojinken2014*gmail.com (*を@に変えてください)
E-mail: kyojinken2014*gmail.com (*を@に変えてください)