京都大学ポスターセッション2017を実施しました。(2018年3月17日)

公開日

本年初めての試みである高校生によるポスター発表を、本学主催により百周年時計台記念館 国際交流ホールにおいて開催しました。本企画は、高校生が日頃の課題探究活動の成果を府県や学校の枠を越えて披露し、自らの探究心や知的創造力のさらなる向上を目指すものです。全国の国公私立37校・約300名の高校生が参集し、文系理系あわせて62枚の研究ポスターが掲出されました。

はじめに、有賀哲也 副学長による開会挨拶があり、有賀副学長は「ポスターセッションは、参加者が良い聴き手や質問者になることで、発表者の研究を促進することにも繋がります」とアドバイスしました。続いて開始された高校生によるポスター発表では、最初はぎこちなかったプレゼンテーションも時間が経つにつれて落ち着いていき、ポスター前にはたくさんの人だかりができるようになりました。その輪の中で高校生同士が、活発に意見交換したり励まし合ったりしながら、研究成果を懸命に伝えようとする姿が印象的でした。

参加した高校生からは、「文系理系が同じ場で発表し交流できたことにとても感激した、京都大学ならではの企画と思う」などの意見がありました。

引き続き行われた表彰式では、全体講評として、工藤 剛 高槻高等学校副校長から講話がありました。その後、有賀副学長より優秀ポスター賞3校に対して、賞状並びに楯を贈呈しました。

いずれの高等学校も非常にレベルの高い探究活動を行っており、ポスターの構成や発表にも工夫のあとが随所に見られました。参加していた本学関係者からも、驚きの声がたくさん寄せられました。

宮城県仙台第一高等学校

兵庫県立宝塚北高等学校

高槻高等学校

優秀ポスター賞 受賞校

  • 宮城県仙台第一高等学校
    「平安貴族は太っていたのか?」
  • 兵庫県立宝塚北高等学校
    「スクロース(ショ糖)を加熱するとなぜ褐色になるのか」
  • 高槻高等学校
    「パラオ・日本・ハイチの事例から考える支援の功罪について」