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吉田寮自治会への通知について


2016年03月01日

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 既に、平成27年7月28日に京都大学ホームページに「吉田寮自治会への通知について」を掲載し、お知らせしているところですが、京都大学吉田寮の現棟は、平成17年度および平成24年度の耐震診断調査によって、耐震性を著しく欠くことが判明しています。今のままでは、大地震が発生した場合、建物が倒壊または大破し、寮生の生命が危険に晒されることが憂慮されます。

 学生寮について管理の責務を負う京都大学としては、寮生の安全確保を最優先する観点から、現在、現棟に居住する寮生の皆さんに、平成27年4月に竣工した新棟に順次転居してもらい、現棟の居住者をできるだけ速やかに減少させることが必要と考えています。

 このため、平成27年7月28日付けで、吉田寮自治会に対して、新規入寮者の募集を停止することなどを求める「吉田寮の入寮者募集について」という通知(杉万俊夫 前学生担当理事・副学長名)を発出しました。

 しかしながら、吉田寮自治会はこの要請を拒否し、平成27年度秋季入寮者募集を実施しました。このことは京都大学としては誠に遺憾です。

 吉田寮現棟が一刻の猶予もならない危険な状況であることに変わりなく、平成28年2月29日付けで、京都大学は吉田寮自治会に対し、改めて下記の取扱いを実施するよう要請しました。

  1. 吉田寮の新規入寮者の募集については、これまでの要請どおり、平成28年度の春季募集も行わないこと。
  2. 吉田寮の寮生の退寮に伴う、欠員補充を目的とした募集を行わないこと。

 この要請は、新棟が完成したこの機会に、寮生の安全確保を最優先すべく考えたものであり、廃寮を前提とするものではありません。

 京都大学は、今後とも、質の高い高等教育と学術研究を推進していくための環境整備に努めていきたいと考えています。本学学生、教職員のご理解とご支援を引き続きよろしくお願いいたします。

平成28年3月1日

京都大学総長 山極 壽一