赤木和夫 福井謙一記念研究センター長・工学研究科教授が日本化学会賞を受賞しました。(2017年1月18日)

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赤木センター長・教授

赤木和夫 福井謙一記念研究センター長・工学研究科教授が日本化学会から第69回日本化学会賞を授与されることになりました。

同賞は、会員数40,000名を超える国内最大規模の化学系学術組織である日本化学会より、化学の基礎または応用に関する貴重な研究をなし、その業績が特に優秀な者に授与されます。

受賞の対象となった業績は「液晶と共役ポリマーとの融合化学の開拓と展開」です。赤木センター長・教授は、外部刺激応答性キラル液晶反応場を用いて、電子・光機能性共役ポリマーのらせん構造と機能の動的制御を可能とし、世界の共役ポリマー研究をリードするとともに、独創的な着想と電子論的考察に基づく「キラル液晶と共役ポリマーとの融合化学」という新しい学術領域を開拓し発展させました。これにより、電子・光機能性材料化学の分野に新しい概念と進展をもたらし、化学とその学際領域分野の発展に大きく貢献しました。

なお、受賞講演は、日本化学会第97春季年会(2017年3月16日(木曜日)~19日(日曜日))、受賞式は同年会会期中の2017年3月17日(金曜日)に行われる予定です。