興膳宏 文学研究科名誉教授が京都新聞大賞を受賞しました。(2016年11月24日)

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興膳名誉教授

このたび、興膳宏 文学研究科名誉教授が、平成28年度京都新聞大賞文化学術賞を受賞しました。同賞は それぞれの分野で優れた業績をあげた人の栄誉をたたえ、京都新聞社より贈られるものです。興膳名誉教授は、「中国古代に生まれた文学理論や文学批評を解明」した業績を評価され、今回の受賞となりました。

略歴

1936(昭和11)年生まれ。1966(昭和41)年に京都大学文学研究科博士課程を修了後、愛知教育大学教育学部助教授、名古屋大学教養部助教授、京都大学文学部助教授、同教授を経て、2000(平成12)年より京都大学名誉教授。京都大学在任中には文学研究科長・文学部長を併任し、退官後には京都国立博物館長、財団法人東方学会理事長などを務めた。

主な著作は「新版 中国の文学理論」、「中国文学理論の展開」など。現在は未完のままであった恩師吉川幸次郎氏の遺作「杜甫詩注」を編集執筆中。2016年8月に第一期全十冊を完結した。