平成18年度「病院事務区分」採用職員からのメッセージ

平成18年度「病院事務区分」採用職員からのメッセージ

以下の内容は過去の情報です:採用は終了しました。

医学部附属病院経理・調達課物流管理掛 Kさん

平成18年9月に病院事務採用になりましたKと申します。現在は経理・調達課物流管理掛(供給センター)に配属されています。採用されてまだ2ヶ月あまりしか勤めていませんので、参考になるかわかりませんが、採用されてから今までの流れと現在の状況などをお伝えしたいと思います。

  • 9月1日~8日
    大学事務職員研修(各部局見学、法人化後の状況、京大の歴史、マナー研修、パソコン研修など)
  • 10月1日
    経理・調達課物流管理掛に配属
  • 9月11日~10月18日
    病院事務職員研修(事務部、検査部、看護部、理学療養部、医師の回診、執行部会議等の見学)
  • 10月19日
    配属先での業務開始

日程はこのような感じです。研修期間中は一時的に総務課配属になり、10月からは配属先から研修先に行くという感じでした。病院研修では病院のありとあらゆる部署を回り、説明を聞きます。配属後にはなかなか行けないような所が見られますので良い経験になります。特に印象的だったのは検査部のCTやMRIの検査の見学、オペ室にガウンなどを着て、オペ中に実際入れていただき見学できたことや、看護師・医師の方に一日中張り付いて業務を見学させていただいたことです。これらの経験で、病院で働き医療をサポートする仕事に興味がさらに強く持てるようになったと思います。またこれからの病院運営にはチーム医療(各分野の専門家が協力して患者の治療に取り組む。医師、看護師、薬剤師、理学療法士、そして事務職員も含まれます)の発想が強くなっていますので、このように事務職員も現場を知ることは大切になってきます。

そして現在は経理・調達課物流管理(供給センター)に配属されていますが、この部署では病院で使う物品の購入と供給が主な業務です。基本的に物はどの部署でも使いますので、病院内で関わりのない部署はないと思います。そこでの私の仕事は医療材料を扱う供給センターの在庫管理、病棟からの商品の問い合わせ、業者の対応、伝票処理などの経理の仕事などです。物の供給というのは滞りなく行うのが当たり前の仕事ですので普段評価されることは少ないかも知れませんが、病院の運営のためにはなくてはならない重要な仕事ですし、医療材料にかかる費用は病院の支出の多くを占めていますのでその削減は、厳しい大学病院の経営にとって重要な課題ですので、とてもやりがいがあると思います。またこの部署では医療材料の幅広い専門的な知識が必要ですので、これからも日々勉強の毎日です。また配属後の現在も、配属先では直接関連のない医療事務の研修を週2回受けさせていただき、病院事務としての専門的な知識の勉強中です。

医学部附属病院医務課医務企画掛 Hさん

平成18年9月採用のHと申します。10月より医務課医務企画掛に配属になり、まだまだ始まったばかりで、毎日勉強の日々を送っています。

最初に研修について少し説明したいと思います。9月最初の一週間で大学全体の研修があり、その後病院独自の研修が10月半ばまでありました。病院の研修では、事務職が従事する各課各掛の説明を受けるものと、現場の見学がありました。各課の研修は、話を聞く形が多かったですが、受付に立ったり、医療材料を運んだり、実際の業務を体験するものもありました。現場の見学というのは、検査部や放射線部、看護部、薬剤部などといったところをそれぞれ一日かけてまわりました。事務の人間が、現場を見る機会はなかなかないようなので、これは本当に貴重な体験だったと思います。医師や看護師、技師、薬剤師など、様々な職種の方が実際に業務をされているところに立ち会うのは本当に興味深かったです。手術しているところを見たり、病棟で医師や看護師について患者さんに処置などをされるところを見たり、すごい体験をしたと思います。現場の人は、事務職にも現場を理解してほしいという気持ちを強く持っておられるようで、熱心に説明してくださるところが多かったです。本当に勉強になりました。この研修によって、実際の仕事上でも現場をイメージしやすくなり、役に立つこともあるのではないかと思っています。以上のような研修の後、今の医務企画掛の職務につくことになりました。

現在は医療法と設置基準に関する業務に携わっています。具体的には、構造設備を変更・新設するときに官庁に提出する書類を作成したり、施設基準の条件を満たせているかをチェックしたりしています。専門的な内容なのでなかなか理解するのが難しく、毎日悪戦苦闘していますが、先輩方も親切に教えてくださりますし、早く慣れるように頑張っていこうと思っています。採用から2ヶ月と少し経ちますが、まだまだ仕事は始まったばかりでわからないことだらけです。京大病院はとても大きな組織なので、職場ごと職種ごとの壁も厚く、互いに理解しあうのはなかなか難しいところだと思います。自分の仕事に入ってしまうと、病院全体のことを忘れがちになるように思います。そんな時に研修で見たことが生きてくるのかもしれませんが、今はまだ自分の仕事を覚えるのに精一杯なのが正直なところです。なるべく病院全体の視野を失わないようにしたいところです。長くなりましたが、病院は様々な仕事があっておもしろいところだと思います。この病院で一緒に働けることを楽しみにしています。