京都大学、百賢教育基金会および百賢亜洲研究院が「Asian Future Leaders Scholarship Program」の実施協定を調印しました。(2014年3月21日)

京都大学、百賢教育基金会および百賢亜洲研究院が「Asian Future Leaders Scholarship Program」の実施協定を調印しました。(2014年3月21日)

 本学は香港在住の実業家で国際的に活躍されている曹其ヨウ(ソウ・キヨウ: Ronald K. Y. Chao) 永新企業有限公司副会長により創設された百賢教育基金会が実施する留学生向け奨学金プログラム「Asian Future Leaders Scholarship Program」に参加することに合意し、香港で実施協定を締結しました。

 この奨学金プログラムは、アジア太平洋地域内の海外留学を望むアジアの若者たちの異文化間理解と青年交流の促進を図ることを目的として創設されました。同プログラムでは重点大学(Anchor Universities)として、日本側から本学が、また中国側からは本学の大学間学術・学生交流協定校である香港科技大学、北京大学、浙江大学が選ばれています。

 同プログラムの実施協定を締結したことにともない、百賢教育基金会の支援のもと、2014年10月より、中国側の重点大学3大学から本学大学院修士課程または博士課程に進学する、年間最大15名の学生に対して、一人当たり奨学金年額約250万円を、最長2年間にわたり支給することになりました。

 また、同プログラム奨学生には、Ronna Chao氏がCEOを務める百賢亜洲研究院が主催する4週間のサマープログラムに参加することが義務付けられています。

 なお、学位を取得した奨学生に対しては「Bai Xian Asian Fellow」の称号が附与されます。

 今後、同プログラムによって本学大学院に進学する中国からの優秀な学生が増えることになり、在籍する日本人学生等をはじめ世界各国の外国人留学生との相互理解と一層の交流が促進することが大いに期待されます。

 香港での調印式は、本学から松本紘 総長、小寺秀俊 理事・副学長他関係者、香港側から曹副会長、ChaoCEO他関係者が永新企業有限公司に一堂に会し、和やかな雰囲気の中で執り行われました。


調印式にて、左から松本総長、曹副会長、ChaoCEO

奨学金プログラムについての意見交換を行う関係者

調印式後に招待された曹副会長宅での会食で挨拶を述べる松本総長

曹副会長から美術品の説明を受ける松本総長

調印式出席者の集合写真