フィールド科学教育研究センター創設10周年記念式典および森里海連環学国際シンポジウムを開催しました。(2013年11月26日~11月28日)

フィールド科学教育研究センター創設10周年記念式典および森里海連環学国際シンポジウムを開催しました。(2013年11月26日~11月28日)

 フィールド科学教育研究センターが、創設10周年記念式典を芝蘭会館で挙行しました。

 同センターは、2003年4月1日、農学研究科附属演習林(芦生・北海道・和歌山・上賀茂・徳山・北白川)、亜熱帯植物実験所(串本)および水産実験所(舞鶴)、理学研究科附属瀬戸臨海実験所(白浜)を統合した全学共同利用施設として創設されました。

 記念式典には学内外の関係者と現構成員ら139名が出席し、吉岡崇仁 フィールド科学教育研究センター長が式辞を述べ、 松本紘 総長が本学を代表して挨拶した後、金子実 文部科学省高等教育局専門教育課視学官が祝辞を述べられました。続いて、荻上健太郎 日本財団海洋グループ海洋安全・教育チームリーダーより、フィールド科学教育研究センターと日本財団との連携の歴史と今後の展望に言及しながら、祝辞をいただきました。

 続いて記念講演として、山下洋 フィールド科学教育研究センター副センター長および畠山重篤 フィールド科学教育研究センター社会連携教授が、それぞれ、同センターが創設した新しい統合学問「森里海(もりさとうみ)連環学」の10年間の成果と今後の活動の方向性、将来を担う人材育成、東日本大震災からの復興へのあゆみなどについて講演を行いました。

 同日午後より翌日にかけて、同会場にて森里海連環学教育ユニットと共催で、国際シンポジウム「Integrated Ecosystem Management from Hill to Ocean」を開催しました。本シンポジウムにはフランス、カナダ、ブラジル、中国、ベトナムなどの計18ヶ国から188名が参加しました。三つのセッションとポスター発表では計101演題の研究発表があり、研究者による熱い議論が展開されました。また28日には、エクスカーションとして、紅葉で美しい銀閣寺などを見学しました。

 11月26日夕刻より、10周年記念祝賀会と国際シンポジウムのバンケットを合同で開催しました。吉岡センター長による式辞、鈴木雅一 東京大学農学生命科学研究科附属演習林長による来賓挨拶の後、柴田昌三 地球環境学堂教授・前センター長の発声により乾杯を行いました。本会では、フィールド科学教育研究センターの紹介スライドショーを投影し、学内外関係者、OB、国際シンポジウム参加者、教職員、学生も交えて、創設10周年を祝うとともに活発な学術交流がありました。  


左から畠山教授、松本総長、吉岡センター長

国際シンポジウム ポスター発表の様子

10周年記念祝賀会と国際シンポジウムのバンケットを合同で開催

国際シンポジウム 集合写真

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