宇治キャンパス公開2013を開催しました。(2013年10月18日~20日)

宇治キャンパス公開2013を開催しました。(2013年10月18日~20日)


特別講演会で講演する矢崎教授

 毎年秋に行うこのイベントは、宇治キャンパスでどのような研究を行っているかを一般の方に広く知ってもらい、大学の研究活動への理解を得るとともに、科学の魅力について考えてもらうことを目的として開催しています。17回目となる今年は「探検!発見!きみがつくるサイエンス」をテーマに、どなたにも楽しんでいただけるよう、そして何より、私たち自身が楽しんでいる「発見」を共有していただけるようわかりやすく紹介しました。

 宇治おうばくプラザきはだホールで行われた特別講演会では、防災研究所 大見士朗 准教授が「ブータンヒマラヤ地域の地震災害軽減をめざして」を、生存圏研究所 矢崎一史 教授が「生活を支える植物の力-きれい、おいしい、みんなの元気-」を、エネルギー科学研究科 中村祐司 教授が「プラズマって、なに?」と題して講演を行いました。

 また、18日にはプレイベントとして工学研究科の公開シンポジウム、20日には化学研究所および生存圏研究所の公開講演会を行いました。

 公開ラボでは、津波、高潮、豪雨による浸水を防ぐために共同研究で開発された「フラップゲート」の公開実験が行なわれたほか、強くて軽い植物由来の新材料「ナノファイバーにさわろう」など、普段は見ることができない研究施設や実験室の公開などが行われたくさんの最先端研究が紹介されました。

 地域のイベントとして、どなたでも楽しめる工夫をこらしたプログラムに、毎年足を運んでくださる方も増え、宇治キャンパスおよび宇治川オープンラボラトリー会場2日間であわせて2,700名を超える参加者の方に秋の1日を楽しんでいただきました。


公開ラボ「フラップゲート:津波・高潮・豪雨の浸水を防ぐ」

公開ラボ「樹木を支えるナノファイバーにさわろう」

公開ラボ「トンボ玉製作体験-ガラスの性質を学ぶ-」

公開ラボ「作ってみよう核融合炉」

公開ラボ「タンパク質の構造を見る」

「2013よくできたで賞」公開ラボ「近畿の地震と活断層で探る」