松本紘 総長、三嶋理晃 理事・副学長、吉川潔 理事・副学長、教職員一行が第3回日独6大学長会議に参加しました。(2013年9月12・13日)

松本紘 総長、三嶋理晃 理事・副学長、吉川潔 理事・副学長、教職員一行が第3回日独6大学長会議に参加しました。(2013年9月12・13日)

 ゲッチンゲン大学(ドイツ・ゲッチンゲン)で第3回日独6大学長会議(以下、HeKKSaGOn学長会議)が開催され、松本紘 総長、三嶋理晃 理事・副学長、吉川潔 理事・副学長をはじめ、本学から合計20名の教職員が参加しました。

 HeKKSaGOn学長会議は、ドイツ側からの呼びかけで発足したもので、日本側から本学、大阪大学、東北大学、ドイツ側からハイデルベルグ大学、ゲッチンゲン大学、カールスルーエ工科大学の計6大学が参加し、これまで第1回をハイデルベルグ大学(ドイツ・ハイデルベルグ)、第2回を本学で開催してきました。本学は第2回開催より日本側の幹事校を担っています(ドイツ側幹事校はハイデルベルグ大学)。

 今回のテーマは「若手研究者の育成」で、6大学から約100名の参加者が集まりました。

 初日午前中は、ゲッチンゲン大学のキャンパスツアーが開催され、研究セッションでは、共同研究者が集まり、研究室や研究施設を訪問したりしました。午後は、ウルリケ バイジーゲル ゲッチンゲン大学長および松本総長による開会の挨拶で第3回日独6大学長会議が開幕し、中根猛 在ドイツ特命全権大使、ステファン ユンゲブロット 科学文化省高等教育局長、ヘルミ ベベハニ ゲッチンゲン市長、小平桂一 日本学術振興会(JSPS)ボンセンター長を迎えての挨拶がありました。ステファン トゥルーエ ゲッチンゲン大学教授による基調講演の後、6大学の学長および副学長による各大学の若手研究者育成計画の紹介があり、本学からは三嶋理事・副学長が講演しました。

 2日目午前中は、学長会議の他に、パラレルセッションとして八つの研究セッションが設けられ、6大学から研究者が集まり、共同研究について議論しました。学長会議では、6大学の研究者による共同研究の促進および若手研究者・学生の育成の方策について議論し、新しい分野の研究セッションの設立、外部専門家の研究セッションへの招聘、共同研究成果の報告、サマースクールの継続的実施、外部資金の獲得などが決定されました。また、HeKKSaGOnコンソーシアムのロゴが新しく策定され、6大学の研究者間の交流促進および広報のためウェブサイトを構築・公開することとなりました。

 最終の全体会議では、学長会議で決定された内容を6大学の学長が研究者に報告しました。研究者からは今後のHeKKSaGOnコンソーシアムに対する様々な要望や質問が投げかけられ、熱心な議論が繰り広げられました。

 6大学長が共同声明書に署名をし、各大学長からの総括の挨拶を以て第3回日独6大学長会議は幕を閉じました。次回は、2015年春に東北大学で開催されます。

 2日間の会議期間中、松本総長とベルンハルト アイテル ハイデルベルグ大学長が、大学間学生交流協定の締結式を行いました。本学とハイデルベルグ大学のこれまでの大学間学生交流協定では、相互派遣できる学生数は毎年2名と規定されていましたが、留学を希望する学生の増加にともない、このたび派遣数を増加させた新たな学生交流協定を締結し、毎年5名の学生を派遣することが出来るようになりました。


講演する三嶋理事・副学長

開会の挨拶をする松本総長

質疑をする吉川理事・副学長

ハイデルベルグ大学との打合せ(学生交流協定締結を含む)

HeKKSaGOn学長による共同声明署名

集合写真

用語解説

HeKKSaGOn(ヘキサゴン)とは、6大学が所在する都市(ハイデルベルグ大学-Heidelberg、京都大学-Kyoto、カールスルーエ工科大学-Karlsruhe、東北大学-Sendai、ゲッチンゲン大学-Göttingen、大阪大学-Osaka)の頭文字を取ったものです。