メディカルイノベーションセンター棟竣工披露式を開催しました。(2013年7月29日)

メディカルイノベーションセンター棟竣工披露式を開催しました。(2013年7月29日)

 医学研究科では、「メディカルイノベーションセンター棟」(MIC棟)の完成を記念して、竣工披露式、記念式典および祝賀会を開催しました。

 メディカルイノベーションセンター(MIC)は2010年の設立以来、大学の基礎・臨床医学研究で得られる情報・リソースと企業の最先端創薬技術を結集して革新的医薬品の創出を目指し研究を進めています。今回完成したMIC棟は、創薬産学連携の拠点として経済産業省の補助金で建設され、地下1階、地上5階の施設で、フロアごとに別々の企業との産学連携プロジェクトが活動しています。現在、武田薬品工業とは肥満症・統合失調症、大日本住友製薬とはがん、田辺三菱製薬とは慢性腎臓病、塩野義製薬とはアルツハイマー病や精神疾患の新薬開発に向けプロジェクトを進めています。

 MIC棟正面玄関前で行われた披露式には、学内外約170名の関係者が出席し、松本紘 総長、片瀬裕文 経済産業省産業技術環境局長、山下晃正 京都府副知事、門川大作 京都市長、手代木功 日本製薬工業協会長・塩野義製薬株式会社代表取締役社長、丸山哲之 武田薬品工業株式会社コーポレート・オフィサー医薬研究本部長、野口浩 大日本住友製薬株式会社代表取締役副社長執行役員、加賀邦明 田辺三菱製薬株式会社代表取締役専務執行役員、三嶋理晃 理事・副学長、小寺秀俊 理事・副学長、湊長博 医学研究科長、成宮周 メディカルイノベーションセンター長の12名がテープカットを行い完成を祝いました。その後、成宮センター長、寺西豊 副センター長らが施設内を案内しました。

 これに引き続き、芝蘭会館で竣工記念式典が行われました。記念式典では、湊研究科長の式辞、松本総長の挨拶に続いて、片瀬局長、門川市長、手代木社長、丸山本部長が祝辞を述べました。

 湊研究科長は、MIC棟の建設への支援と協力に感謝を述べるとともに「有効な治療薬の無い病気に、わが国発の革新的医薬を創成するとともに、人材養成にも大きく貢献できるものと確信しており、MIC棟の完成で革新的新薬の開発が一段と加速するものと存じます」と、今後MIC棟で行われる活動に対して大きな期待を込めた式辞を述べました。

 その後行われた祝賀会では、成宮センター長、小寺理事・副学長、野口副社長、加賀専務の挨拶、高畠昌明 近畿経済産業局地域経済部長の乾杯発声ののち、参加者は和やかに歓談を楽しみ、寺西副センター長の謝辞をもって、盛況のうちに閉会しました。

 


挨拶をする松本総長

式辞を述べる湊研究科長

テープカットの様子

施設内を案内する成宮センター長

MIC棟外観