第56回京都大学未来フォーラムを開催しました。(2013年7月2日)

第56回京都大学未来フォーラムを開催しました。(2013年7月2日)

 今回の京都大学未来フォーラムは、本学工学部卒業生でヤマハ株式会社VOCALOIDプロジェクトリーダーの剣持秀紀氏を講師に迎えて、百周年時計台記念館で開催しました。

 講演の中で剣持氏は、歌詞と音符を入力するだけで歌声を作り出すことができるVOCALOID(ボーカロイド)のビジョンや開発までの試行錯誤などを紹介された後、デモンストレーションを交えて実際の操作、楽しみ方を披露されました。さらにこのVOCALOIDの登場は、アマチュアが手軽に作曲することを可能としたばかりでなく、ネット技術の発達と相まって自ら全世界に発信する道を開いたことが、音楽の世界に大きな変化をもたらしつつあると述べられました。

 参加者からは「第一線で活躍されている方のお話を聞け、とても充実したものだった」、「歌がいかにシステマティックにできているか、気付いていないルールがどれほど存在するのかを実感することができた」、「今後ボーカロイドを使う側に回ってみたいと思った」などの感想が寄せられました。

 


講演をする剣持氏

会場の様子