アフリカ地域研究資料センター 第203回アフリカ地域研究会「1994年のルワンダ大虐殺に対する私たちの答え」

アフリカ地域研究資料センター 第203回アフリカ地域研究会「1994年のルワンダ大虐殺に対する私たちの答え」

 1994年にルワンダで起こったツチの大虐殺から今年で20年になります。1994年4月6日、フツ出身の大統領が乗った飛行機が撃墜され、大統領は死亡しました。中央および地方の行政、軍、警察、メディア、市民社会に巣くっていたフツの過激派は、これに乗じてツチを殲滅しようとしました。たった100日間のうちにルワンダでは、100万人もの人々が命を失い、何十万人もが孤児や未亡人となり、何百万人もの国外難民または国内の避難民が生まれました。その後、ルワンダはひどく傷つき、荒廃した土地となりました。国際的なコミュニティの多くは、ルワンダはもはや独立した国家として存続できないのではないか、という疑念を表明しました。この小さな国を、ツチの領土とフツの領土に分割するしかない、とさえ言われました。しかしながら、現在のルワンダはサブサハラ・アフリカでもっとも安全かつ急速に発展している国家の一つです。また、国連の平和維持活動に対して世界で6番目に大きな軍事的貢献を行っています。どういった政策または私たちそれぞれが出した答えがそうした劇的な展開を生んだのでしょうか? このセミナーではこれについて論じます。

日時

2014年6月19日(木曜日) 15時00分~17時00分

場所

稲盛財団記念館3階 中会議室(所在地:京都市左京区吉田下阿達町46)
http://www.africa.kyoto-u.ac.jp/access.html

発表者

チャールズ・ムリガンデ(Charles MURIGANDE) 駐日ルワンダ共和国大使

発表言語

英語(通訳あり)

対象

研究者のみならず、広く市民の方々にご参加いただけます。

申し込み

不要

参加費

無料

連絡先

アフリカ地域研究資料センター
TEL: 075-753-7803、FAX: 075-753-7831
E-mail: caas*jambo.africa.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)