学術情報メディアセンターセミナー 「オンサイト施設による統計データの二次的利用」

学術情報メディアセンターセミナー 「オンサイト施設による統計データの二次的利用」

 京都大学学術情報メディアセンターでは、月に一度、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

 5月28日の学術情報メディアセンターセミナーでは、「オンサイト施設による統計データの二次的利用」をテーマに、安田聖 一橋大学名誉教授、小林良行 総務省統計研修所次長をお招きし、ご講演いただきます。

 学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしております。

日時

2013年5月28日(火曜日) 16時30分~18時30分

場所

京都大学 学術情報メディアセンター 南館2階 202マルチメディア講義室
(お身体の不自由な方にはエレベーターをご利用いただけますので、事務室にお申し付けください。)

対象

どなたでも参加いただけます。

参加費用

無料

参加申し込み

不要

プログラム

16時30分~17時30分
講演題目 「公的統計ミクロデータのオンサイト利用にかかわる論点」
講演者 安田聖 一橋大学名誉教授
概要 我が国では、統計データの二次的利用促進にむけて、独立行政法人統計センターが、学術研究機関等とサテライト機関として連携協定を結んでいるが、そのうち、国立大学法人一橋大学および大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の2か所をオンサイト利用施設と位置付け、総務省統計局と一橋大学の施設を使用する形で共同研究を行い、オンサイト利用施設の運用面での課題検討も含めた研究を実施している。統計法第33条の運用に関するガイドラインにおいてはオンサイト利用に関する記載があるが、内容面では不十分となっていることから、制度面の関係は必ずしも十分に整理されていない。本報告では、こうした公的統計ミクロデータのオンサイト利用をめぐる論点について述べる。
17時30分~18時30分
講演題目 「公的統計ミクロデータのオンサイト利用:その現状と課題」
講演者 小林良行 総務省統計研修所次長
概要 総務省統計研修所では所外の研究者を客員研究員として、公的統計ミクロデータを利用した共同研究を行ってきており、現統計法のもとでのオンサイト利用の考え方の前身と位置づけられる。オンサイト施設には、政府統計機関等が、自らの建物内に設けたオンサイト施設の運用を行う直轄方式や、国立大学法人または大学共同利用機関法人が政府統計機関等からオンサイト利用の運用業務の委託をうける委託方式が考えられる。本報告では、総務省統計研修所の活動実績もふまえ、公的統計ミクロデータのオンサイト利用の課題について述べる。

問い合わせ

京都大学 学術情報メディアセンター 仙田徹志
TEL: 075-753-7464
E-mail: senda*media.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)

主催

京都大学 学術情報メディアセンター
http://www.media.kyoto-u.ac.jp/