学術情報メディアセンターセミナー 「実世界理解に向けた自然言語処理の取り組み」

学術情報メディアセンターセミナー 「実世界理解に向けた自然言語処理の取り組み」

 学術情報メディアセンターでは、月に一度、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しております。

 9月25日の学術情報メディアセンターセミナーでは、国立情報学研究所の宮尾祐介 准教授をお招きし、実世界理解に向けた自然言語処理の取り組みについて、 最新の研究成果を交えてお話しいただきます。

 学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしています。

日時

2012年9月25日(火曜日) 16時30分~18時30分

会場

学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室
会場アクセス

参加費用

無料

参加申し込み

不要

対象

一般の方

プログラム

16時30分~17時30分 講演者 宮尾 祐介(国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 准教授)
講演題目 「試験問題に解答する」ことから見える言語と世界の接点
講演概要 本セミナーでは、国立情報学研究所で進めている「ロボットは東大に入れるか?」プロジェクトを概説します。入学試験は自然言語で問題が与えられ知識や思考を活用して答えを導くタスクです。したがって、問題から解答を導くまでの完全なプロセスを実装することで、自然言語理解に潜む本質的な問題を明らかにすることができます。実際の試験問題の例を通して、本プロジェクトで取り組む研究テーマを紹介します。
17時30分~18時30分 講演者 森 信介(京都大学 学術情報メディアセンター 准教授)
講演題目 調理映像の理解に向けたレシピの言語処理
講演概要 言語の基本的な機能の一つとして、実世界の事象の記述があります。本セミナーでは、調理映像とのマッチングをとることを目指して、調理手順指示文書 (レシピ)に対する言語解析の取り組みについて紹介します。提案する言語処理の設計により、レシピの解析に留まらず、様々な応用において、迅速かつ簡便に高い精度を実現することが可能となります。さらに、現実の調理映像の理解に向けて言語処理が明らかにすべきことについて考えます。

問い合わせ

京都大学学術情報メディアセンター 森 信介
電話番号: 075-753-7486(内線:7486)
メール: forest*media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

備考

お身体の不自由な方は、エレベーターをご利用いただけますので事務室にお申し付けください。

主催