第7回 食と農の安全・倫理シンポジウム 「牛肉のフードシステムの未来に向けて」 -肉牛生産者、卸売市場、食肉事業者、消費者の新たな繋がり-【延期になりました】
※ 東日本大震災の影響により、開催日を延期しました。
「プログラム」および「問い合わせ先」を変更しました。(2011年4月26日)
連続シンポジウムでは、農場から食卓までを結び、生命と健康を支える持続的なフードシステムをいかに構築し、未来世代に受けついでいくかについて議論を重ねてきています。前回の青果物に続き、今回は牛と牛肉をとりあげます。
昨今、経済低迷が喧伝され消費が控えられる空気のなかで食肉需給がだぶつき、大型小売店による食品の価格破壊傾向は食肉にも及んできています。しかし、食肉は栄養バランスや料理の品を構成する大切な品目であり、食品衛生・安全対策の強化も必要とされています。京都では、2010年に京都市中央卸売市場第二市場(食肉市場)の抜本的な経営改革をおこなうマスタープランが策定され、京都の食を支え、生産と消費をむすぶ結節点としての機能を強化する方向をだしました。京都府・市の連携も強化されようとしています。
これを機に、牛と牛肉をめぐるフードシステム関係者の繋がりを強め、将来の見通しを探り出していきたいと思います。そこには消費者も重要な位置をしめ、その行動も問われます。京都に限らず、多数の皆様のご参加をお待ちしています。
日時
2011年5月28日(土曜日) 13時30分~17時00分 2011年3月12日(土曜日) 13時30分~17時00分
会場
京都大学農学部 総合館 W100
(所在地:京都市左京区北白川追分町)
プログラム
開会挨拶/解題・座長
京都大学大学院農学研究科 新山陽子
講演
- 報告1 素材の質を生み出す肉牛生産者から - 食肉事業者、消費者へのメッセージ
京都肉肥育経営 平井一三
鹿児島県経済農業共同組合連合会 田畑克哉 津曲秀人 - 報告2 食と農を繋ぐ中央卸売市場 - マスタープラン・未来への構想-
京都市中央市場第二市場 髙山光史 - 報告3 食を支える食肉事業者 - 持続的経営と農業者・消費者への向かい合い方
銀閣寺大西 大西雷三
モリタ屋 吉岡浩人 - 報告4 問われる消費者 - 消費者購買行動調査から
東京大学大学院農学生命科学研究科 細野ひろみ
ディスカッション
参加費・申し込み
参加費は無料です。事前申し込みは不要です。
問い合わせ先
京都大学大学院農学研究科「食と農の安全・倫理論」
- 工藤春代
TEL/FAX: 075-753-6339
E-mail: haruyo*kais.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください) - 鬼頭弥生
TEL/FAX: 075-753-6338
E-mail: yayoi*kais.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
その他
- 「食と農の安全・倫理論」は、本学卒業生永井幸喜氏、エスケー食品株式会社、ヤマサ蒲鉾株式会社、ヒガシマル醤油株式会社、株式会社モリタ屋、鹿児島県経済農業協同組合連合会、株式会社ロック・フィールド、株式会社明石菊水からのご寄附によって設立されています。
- 本シンポジウムは、科学研究費補助金(基盤S)「食品リスク認知とリスクコミュニケーション、食農倫理とプロフェッションの確立」の共催です。