SJC2014冬学期参加報告

SJC2014冬学期参加報告

聴講講義: Contemporary Japanese Religion

  •  講義内容については、日本に関わりのある内容でありましたが、周りの国から見た新たな視点で授業は展開されるので、非常に興味深い内容でした。普段何気なく行っていることの宗教的影響を垣間見たり、この変化の時代に存続をかけて変化し続けている宗教のある意味ビジネス的側面に出会えたりと様々なことを学ばせていただきました。授業の進行の際には、日本人として意見を求められるので、授業構成員のひとりとして扱ってもらえる気がして嬉しかったです。スタンフォードの学生もつたない英語でも真剣に内容を汲み取ろうとしてくれたので、授業への参加自体が面白いものになっていきました。もちろん普段の授業よりは多い量の参考文献を読まなければなりませんでしたが、そのしんどさよりも、自分の興味、関心による後押しのほうが大きかったというのが、今回参加して感じたことです。(経B3)
  •  先生の英語は明瞭で、早すぎることはないですが、リスニングの苦手な私は所々上手く聞き取れず苦戦しました。その際、高校の日本史で学んだ仏教や神道に関する知識は大いに助けになりました。授業をとられる方は事前に簡単におさらいしておくといいかもしれません。
     本講義では、歴史の授業で習うような宗教についての知識だけでなく、「今」の宗教の現状・在り方・問題といった点を学ぶことができます。-四国の歩き遍路、比叡山での回峰行、修験道の修行、3.11の際の仏教・神道の動き等- 単に宗教に興味があるという方はもちろん、自分の視野を広げたいという人にもおすすめできる講義ではないかと思います。(文B4)

聴講講義: Japanese Popular Culture

  •  講義内容は、日本のポップカルチャーをジェンダーの観点から考える内容でした。主には、戦前から戦後さらに近年のアニメーションの歴史を概観するとともに、新旧アニメにおける「少女」や「女性」の表象と、戦後の女性解放運動や女性スター・アイドルの受容、日本の宗教や慣習なども含めた社会的・文化的背景との関連性を探りました。
     授業では講義のほか、毎回、宿題で読んだテキストや映像について、全体または小グループでのディスカッションがあり、発言することが求められました。
     視聴映像については、シリーズものや映画、歌劇など2時間以上のものもあり、見るだけでも結構時間がかかるうえ、それについて英語でレポートを書くことは、かなり大変でした。
     また、一人10分程度のプレゼンテーションとファイナルペーパーなど、全体としてかなり課題が多く密度の濃い内容でした。
    けれども、宿題でリーディングとライティングが、講義でリスニングとスピーキングが鍛えられると実感しました。(人環D3)
  •  日本のアニメや漫画、演劇などを扱った独特な科目で特に少女というものに着目して、少女がポップカルチャーのコンテンツの中で意味すること、もの(Representations)を、当時の歴史的、文化的背景、技術的背景から読みといていくということに重点をおいた講義内容です。課題はインターネット上にアップロードされた読み物を読み、要約とそれに対する自分の考えを書くというものと、次の授業で扱う動画を見て、その中で少女の意味するものが何か考えて書くというものの二つが基本でした。(工B4)