2026年秋号
京大DEIBナビ
京都大学には、留学生や海外留学を希望する学生をサポートするピアチューター(学生オフィスアシスタント)が常駐。ピアチューターの大半は交換留学の経験者。実体験にもとづく細やかな相談対応はもちろん、留学生と日本人学生とが互いの文化や言語を学びあう国際交流イベントの企画・運営まで、その役割は多岐にわたる。ピアチューターとして活躍する森近志帆さんと尾田夏野さんに、活動の裏側をうかがった。
ピアチューターの活動
海外留学・海外生活の相談
日本での暮らしについて聞きたい留学生や、海外留学に関心のある学生からの相談に、海外留学経験のあるピアチューターが応える。
イベントの企画・運営
留学情報の広報活動
まずはお気軽にお訪ねください!
平日9時00分〜17時00分(原則)
吉田南構内 国際高等教育院棟(ILAS棟)2階202号室国際教育交流課事務室の前
✦2人のピアチューターに訊きました!✦
森近志帆さん
農学研究科
修士課程 2回生
留学中、寮のスタッフが一部屋ごとにクリスマスの飾り付けを配ってくれました。こうした「現地の文化を体験する喜び」を日本に暮らす留学生にも味わってほしくて、しめ縄飾りをつくるイベントを発案しました。海外でクリスマスが大切にされるように、日本ではお正月は大切な節目。アイデアが実現し、盛り上がる参加者の姿にホッとしました。
語学力が不安で、留学への一歩を踏み出せない人は少なくありません。私も同じ悩みがありました。でも、現地の人たちは、おぼつかない英語でも一所懸命に聴こうとしてくれたんです。日本にいる私たちだって、外国の方が話しかけてくれれば、おのずと気持ちを汲み取ろうとしますよね。海外でも同じ。実体験をふまえて、「行けばなんとかなる!」と伝えるのが、私なりの背中の押し方です。
尾田夏野さん
法学研究科(法科大学院)
専門職学位課程 1回生
年齢の近い私たちが相談にのることで、留学に関するパーソナルな不安を共有してくれることも多いです。留学に関心をよせる学生が一歩を踏みだせるように、留学のハードルを下げる一助になりたいと活動中。留学相談のほか、国際教育交流課の広報媒体を通じた発信にも力を入れています。というのも、必要な情報にすぐアクセスできるだけで、不安も負担もぐっと減るからです。私も留学情報を集めながら、手続きの煩雑さ、情報の乏しさに途方に暮れたことも……。そんな私の〈新鮮な情報〉でみなさんに寄り添います。
イベント・レポート
交換留学の魅力の発信を目的に、年2回開かれる国際交流イベント「協定校ひろば」。2026年度前期のイベントには、京大への留学生と、交換留学に関心のある京大生約120名が集った。
イベントの口火を切るのは、尾田夏野さん。協定校からの交換留学生12名が創意工夫を凝らして、自国の文化と各協定校の魅力をアピール。船に乗って通学する現地学生の姿や学内のカフェテリアのようす、休日に足を運びたい観光地の数々……。参加者は海外での学生生活の想像を存分に膨らませているようす。
「留学したいけど、どこの国がいい?」、「海外の暮らしってどんな感じ?」。留学に不安を抱く学生はもちろん、海外の生活・文化や英会話に興味のある学生もウェルカム。留学が身近な選択肢に思えてくるはず。一歩を踏みだす勇気を胸に、訪ねてみよう。