創立125周年記念事業

研究力強化~次代の“おもろい”若手の育成~

京都大学創立125周年記念事業 新規学内ファンド
「くすのき・125」

京都大学創立125周年記念事業 新規学内ファンド「くすのき・125」イメージ

 京都大学創立125周年記念事業の1つの柱である「研究力強化」を具現化する斬新かつ大胆な学内ファンド「くすのき・125」が始動しました。

 「くすのき・125」は…

  • 既存の価値観にとらわれない自由な発想で、
  • 次の125年に向けて「調和した地球社会のビジョン」を自ら描き、
  • その実現に向けて独創的な研究に挑戦する、

 志の高い次世代研究者を支援します。

 この創立125周年記念事業に相応しい、決して他にはない研究ファンドを設計するために、研究推進のプロフェッショナルである京都大学学術研究展開センター(KURA)のURAが中心となり徹底的な調査・分析・議論を行いました。

 当ファンドの特徴は、以下の3つです。

①次世代の研究者(50歳未満)自らが描く将来のビジョンを評価

 提案してもらうのは、今後125年で創出したい調和ある地球社会のビジョン、次世代に継承したい新たなる学術領域、そしてそれらを実現するための直近3年間の取り組み。評価するのは短期的な成果ではなく、研究者としての強く熱い想いです。

②研究に集中できる環境づくりをサポート

 通常の外部資金では支出できない様々な用途にも利用可能で、採択年に一括配分します。自身の描く長期的ビジョンに沿って腰を据えて研究を深めるための活用、学問と向き合う時間を確保するための活用、自由闊達な議論を通じて研鑽し、感性や意欲を研ぎ澄ませるための活用などを期待します。

③採択し支援する研究(者)を社会に発信

 採択者が研究に専念できるよう、成果に対する短期的で過度な要求・義務は課さない一方で、その研究に取り組む研究者のビジョンや想いを社会に発信していきます。それによって、社会から本学の研究活動に共感や関心を持ってもらい、理解を深めてもらいたいと考えています。

「くすのき・125」名称の由来

京都大学のシンボル「くすのき(楠)」は、ゆっくりと長い時間をかけて着実に大木へと生長します。このことから、ゆっくりであっても堅実に成長し、大成する学問は「楠学問」と呼ばれています。「くすのき・125」は、本学が125年後、さらにそのずっと先まで、そのような研究・学問を育てる場となれるように、との思いを込めて命名しました。

 2020年度の「くすのき・125」は、様々なジャンルの研究者よりしっかりと未来を見据えた多数の応募がありました。
 採択された各研究者の想い・テーマを、京都大学研究情報ポータルサイト「K.U.RESEARCH」より順次公開しています。
 くすのき・125の応募情報はこちらよりご覧ください。

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