創立125周年に寄せて

松尾 依里佳

華やかではなかった、
でも思い返すと眩しい。
今の表現力につながる
自分をつくった。

ヴァイオリニスト

松尾 依里佳

京都大学経済学部 2007年卒業

 創立125周年おめでとうございます。
 思い出と言えば、ESSで議論した日々です。
 お昼は、中央食堂でさんま定食を食べながら。夜は、D号館地下で。たまには、友人宅でお鍋を囲みながら。「寝食忘れて」と書こうとしましたが、きちんと食べていますね(笑)
 神戸大学への遠征も忘れられません。同志社の方々はタクシーで、奈良女の方々はバスで移動する中、私たちは徒歩で駅からの山道を往復したのは笑い話です。
 華やかとは言えない学生生活も、今思い返せば眩しく感じられるから不思議です。
 好奇心のおもむくままに吸収したあの時代の経験が、いまの表現力になりました。
 そんな日常を支えてくれた大事な仲間たちに心から感謝しています。

2021.04.28 WED

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