創立125周年に寄せて

木村 紫晃

拙くとも、荒削りでも、
信念を持ち続ける
京大はそのための
想像力の揺籃であれ。

招德酒造株式会社 代表取締役

木村 紫晃

京都大学農学部 1979年卒業
京都大学大学院農学研究科 修士課程 1982年修了

 分断と不寛容が露わになり、乱暴で声高な言説がもてはやされる風潮に強い嫌悪感と危機感を持っています。今こそ広い視野に立った、ラディカルな知性が必要とされています。京大の存在意義はまさにそのような知性の在り方にしかありません。
 顧みれば、知恵熱にうなされたように過ごしていた学生時代。遊び惚けていただけかもしれませんが、心のなかで今も続く全てはあの頃に始まりました。拙くとも、粗削りでも、恐れず信念を持ち続けること、そしてそのような想像力の揺籃であり続けることを京大に期待します。

2019.11.29 FRI

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