Kyoto University-National Taiwan University Symposium 2013を開催しました。(2013年12月19日・20日)

Kyoto University-National Taiwan University Symposium 2013を開催しました。(2013年12月19日・20日)

 京都大学は台湾・台北市で、国立台湾大学(NTU)との共催による国際シンポジウム「Kyoto University-National Taiwan University Symposium 2013」を開催しました。

 本シンポジウムは、本学が世界に卓越した知の創造を行う大学として一層発展し、真のトップレベル大学としての地位を確立することを目標に、2013年6月に新たに策定した「京都大学の国際戦略」の一環として実施されました。両大学が多様な学術成果を広く世界へ発信することにより、国際社会における本学のプレゼンスを高め、両大学間の国際共同研究の推進に寄与することを目的としたもので、両大学から2日間にわたり、のべ750名を超える参加がありました。

 初日は、パン-チル・ヤン 学長(NTU)の歓迎の言葉に始まり、松本紘 総長、樽井澄夫 代表(交流協会台北事務所)から祝辞をいただきました。松本総長は、「学問は真実をめぐる人間関係である」との考えから、歴史的にも関係の深い両大学による研究者同士の新たな出会いが、学術研究の発信・知の共有を行って、相互交流を深め、国際的な大学間連携や共同研究の発展・深化につながる貴重な契機となることに対する期待を述べました。

 続いて、吉川潔 理事・副学長、ルイシャ シュ-ジン・チャン 教授・国際交流院長から両大学の紹介が行われ、学生交流協定書(MOU)への署名式が執り行われました。その後、松本総長、ヤン学長による基調講演へと続きました。

 午後からは、Science & Technology、Chemistry and Material Science、Agriculture、Biology、Medicine、Humanities、Social Sciences、Museum、Industrial Academic Cooperation Forumの九つのセッションを展開し、両大学から多くの研究者や学生が参加者し、今後の研究協力や研究者・学生交流に繋がる熱い議論が繰り広げられました。夜には講演会の後、レセプションがあり、懇親を深めることができました。

 2日目は前日に引き続き、各分野別のセッションを行い、また、オプショナルツアーとして国立台湾大学校史館を見学しました。夕方からは、シンポジウムの締めくくりとして、阿辻哲次 教授の司会のもと、各セッションの代表者が2日間の研究成果報告を行い、今後の共同研究、研究者・学生交流の発展に向けた計画を発表しました。最後に、吉川理事・副学長、チン-レイ・チャン 副学長が閉会の挨拶を行い、盛況のうちに幕を閉じました。次回は2014年9月に国立台湾大学から関係者を招いて、本学で開催する予定です。


左からMOU Signing Ceremoonyでのヤン学長と松本総長、祝辞をいただいた樽井代表、閉会挨拶を行う吉川理事・副学長

参加者全員での記念撮影

 

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