「京都風電動アシスト人力車」を開発、発表しました。(2008年10月30日)

「京都風電動アシスト人力車」を開発、発表しました。(2008年10月30日)

京友禅を施した電動アシスト人力車

 京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL:施設長松重和美工学研究科教授)では、先端技術と伝統文化・芸術の融合による京都発の環境に優しい電気自動車【Kyoto-Car】の提案・開発に向けた取組み(京都電気自動車プロジェクト)を行っています。
  今回、古くから全世界で普及している人力車を対象に、坂道でもまたシニアや女性でも牽引可能な「京都風電動アシスト人力車」を京都市内外のメーカーとの共同研究として完成させ、風情有る京都市右京区嵯峨野鳥居本において、実演走行を交えたプレス発表を行いました。負荷に応じて電動モーターの出力が可変出来るセンサーや坂道を下るときの安全性を高めたディスクブレーキの付与、そしてカラフルな京友禅模様の車体などが特徴です。
  非常に多くの報道関係者を前に、ベテランかつ逞しい男性でも難しい坂道を、女性の「俥夫」さんが軽々と登坂する様子が披露され、その様子が多くのテレビ、新聞、ウェブサイトなどで紹介されました。
  なお本作品は、今後京都大学総合博物館や京都環境フェスティバル2008(パルスプラザ、平成20年12月13日~14日)にて一般公開の予定です。

  
プレス発表の様子

インタビューを受ける様子

デモ走行の坂道

「電動アシスト人力車」の関係者全体写真

試乗しているのは松重VBL施設長