総合博物館では、特別展「学びの海への船出-探究活動の輝きに向けて-」を開催しています。
「探究活動」という「学び」をご存知でしょうか。現在小中高校で行われているこの活動の中で、子どもたちは自分の観察したことや考えを言葉にして仲間との対話を通じて新たな発見に挑みます。時代を担う子どもたちがアクティブな学びの力をつけられるように、さまざまな試みが行われています。
長野県の山奥、小さな学校で行われ続けている調べ学習から、ある高校の若手教員が工夫して探究活動を立案し、1日でも出来る活動の実施、そして地域の伝統である剣鉾や太鼓を学ぶ課外活動まで、いろいろな取組みを紹介しながら、今回の特別展では「多様な探究活動の現在」を描き出し、それに関与する全ての人々の輝きの一端を皆さまにご覧いただきます。
この特別展をきっかけに「地域-学校現場-大学」連携のネットワークがさらに広がり、探究活動が深まり、子どもたちが学びの海に前途洋々と船出してくれることを期待しています。
開催に先立ち行われた内覧会および記者発表には、学内外約20名の出席がありました。大野照文 総合博物館長の挨拶の後、本展覧会実行委員の蒲生諒太 同オフィスアシスタントから展示解説があり、出席者は、各学校の探究活動の取組みを理解し、その大切さを学びながら、熱心に展示を鑑賞しました。
なお、開催期間中の土曜日・日曜日にはシンポジウム・講演会等を開催しています。
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