総合博物館 企画展「学問の礎を受け継ぐ -文科大学陳列館からの出発-」を開催中(2014年10月29日~11月30日)

ターゲット
公開日

総合博物館では、企画展「学問の礎を受け継ぐ-文科大学陳列館からの出発-」を、文学研究科・大学文書館と共催で開催しています。

京都帝国大学が、資料を保管し研究に資するために、1914(大正3)年、文科大学に陳列館という名の博物館を設置しました。以来、考古学、歴史学、地理学など、さまざまな分野の資料を蒐集し、その資料の豊富さと学術標本としての価値の高さは世界の学界に知られてきました。陳列館以来の研究・教育と密着した特色ある蒐集・展示活動を引き継ぎ、総合博物館が誕生したのは、1997(平成9)年です。学術標本を国民的財産ととらえ、その保全と研究・教育の深化、そして研究成果の公開を三つの柱として、活発な活動を続けています。

陳列館創設100年を記念する今回の企画展では、京都大学における大学博物館の先駆的取り組みを振り返りながら、修理保全事業の成果とともにこれまで蒐集してきた文化史標本を展観し、かけがえのない文化財を未来へ伝える大学博物館の営みを紹介します。

開催に先立ち行われた内覧会および記者発表には、学内外から約40名が出席しました。大野照文 総合博物館長の挨拶の後、本展覧会実行委員の西山伸 大学文書館教授、杉浦和子 文学研究科教授、吉川真司 同教授、吉井秀夫 同教授および岩崎奈緒子 総合博物館教授から各分野の展示解説があり、出席者は、重要文化財の重みに触れその大切さを学び、陳列館の歴史に興味を持ちながら、熱心に展示を鑑賞しました。

なお、開催期間中の土曜日、日曜日には展示解説を開催しています。

「学問の礎を受け継ぐ」展 開催中

内覧会での杉浦教授の解説

内覧会での吉川教授の解説

展示会場の風景(1)

展示会場の風景(2)

展示会場の風景(3)

関連部局