環境省環境研究総合推進費戦略研究プロジェクトS-12 第4回公開シンポジウム

開催日
2018年01月23日 火曜日
時間
13時30分~16時30分
要申し込み
要申し込み
公開日
 大気汚染物質は環境・気候変動に大きな影響を与えます。環境省環境研究総合推進費戦略研究プロジェクトS-12では、大気汚染物質の中で「短寿命気候汚染物質」(SLCP: Short-Lived Climate Pollutants)に注目しています。SLCPには、PM2.5の一部である煤(黒色炭素)、光化学オキシダントの主成分である対流圏オゾン、その対流圏オゾンの生成に寄与するメタンなどの、気候に与える影響が大きなものが含まれています。またSLCPが大気中に滞留する時間は、二酸化炭素などの長寿命温室効果ガスに比べて短くなっています。そのため、SLCPを削減することで、環境改善だけではなく、地球温暖化を抑制する効果もあり、国際的な取り組みも行われています。

 このプロジェクトでは、例年公開シンポジウムを開催しており、第4回となる今回は西日本で初めて開催します。これまでの研究成果をもとに、より具体的なSLCP排出シナリオの検討結果を始め、過去から将来にかけての排出推定やSLCP削減による地域・地球規模での環境・気候影響評価についての最新の成果を公表し、今後の展望を議論します。多くの方々の参加をお待ちしております。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホール
本部・西部構内マップ[3]
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/
対象
  • 企業・研究者の方
  • 一般・地域の方
教職員、一般の方
定員
300名
参加費
無料

イベント内容

13時30分~13時40分 ごあいさつ 環境省
松岡譲(京都大学名誉教授)
13時40分~14時00分 「S-12によるSLCPの排出シナリオと気候・環境影響の研究」 中島映至(S-12代表、宇宙航空研究開発機構)
14時00分~14時20分

特別講演「南アジアから放出されるメタンの挙動研究

〜2-1502 AMASAプロジェクトの成果から〜」

林田佐智子(奈良女子大学)
14時20分~14時40分 「アジアにおける広域大気汚染:現状とその影響」 永島達也(国立環境研究所)
14時40分~15時00分 「SLCPシナリオの構築と排出削減策による共便益効果・相殺効果」 花岡達也(国立環境研究所)
15時00分~15時15分 休憩
15時15分~15時30分 「アジア地域の家庭部門からの大気汚染物質の排出量とその影響」

島田洋子(京都大学)

15時30分~15時45分 「SLCPによる健康への影響」 上田佳代(京都大学)
15時45分~16時00分 「SLCPの気候影響」 中田真木子(近畿大学)
16時00分~16時15分 「SLCPと地球の水循環」 芳村圭(東京大学)
16時15分~16時30分 総合討論・閉会 中島映至(S-12代表、宇宙航空研究開発機構)

申し込み

申し込み方法
お名前(ふりがな)、ご所属を明記の上、メールにてお申込みください。
E-mail: s-12_staff*athehost.env.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
申し込み締切日

備考

主催

環境省環境研究総合推進費S-12 プロジェクト

共催

京都大学、宇宙航空研究開発機構
お問い合わせ
工学研究科 都市環境工学専攻内
S-12第4回公開シンポジウム事務局(担当: 畑中)
Tel: 075-383-3370
Fax: 075-383-3371
E-mail: s-12_staff*athehost.env.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)