大気汚染物質は環境・気候変動に大きな影響を与えます。環境省環境研究総合推進費戦略研究プロジェクトS-12では、大気汚染物質の中で「短寿命気候汚染物質」(SLCP: Short-Lived Climate Pollutants)に注目しています。SLCPには、PM2.5の一部である煤(黒色炭素)、光化学オキシダントの主成分である対流圏オゾン、その対流圏オゾンの生成に寄与するメタンなどの、気候に与える影響が大きなものが含まれています。またSLCPが大気中に滞留する時間は、二酸化炭素などの長寿命温室効果ガスに比べて短くなっています。そのため、SLCPを削減することで、環境改善だけではなく、地球温暖化を抑制する効果もあり、国際的な取り組みも行われています。
このプロジェクトでは、例年公開シンポジウムを開催しており、第4回となる今回は西日本で初めて開催します。これまでの研究成果をもとに、より具体的なSLCP排出シナリオの検討結果を始め、過去から将来にかけての排出推定やSLCP削減による地域・地球規模での環境・気候影響評価についての最新の成果を公表し、今後の展望を議論します。多くの方々の参加をお待ちしております。
このプロジェクトでは、例年公開シンポジウムを開催しており、第4回となる今回は西日本で初めて開催します。これまでの研究成果をもとに、より具体的なSLCP排出シナリオの検討結果を始め、過去から将来にかけての排出推定やSLCP削減による地域・地球規模での環境・気候影響評価についての最新の成果を公表し、今後の展望を議論します。多くの方々の参加をお待ちしております。
基本情報
開催地
- 吉田キャンパス
対象
- 企業・研究者の方
- 一般・地域の方
教職員、一般の方
定員
300名
参加費
無料
イベント内容
13時30分~13時40分 | ごあいさつ | 環境省 松岡譲(京都大学名誉教授) |
13時40分~14時00分 | 「S-12によるSLCPの排出シナリオと気候・環境影響の研究」 | 中島映至(S-12代表、宇宙航空研究開発機構) |
14時00分~14時20分 | 特別講演「南アジアから放出されるメタンの挙動研究 〜2-1502 AMASAプロジェクトの成果から〜」 | 林田佐智子(奈良女子大学) |
14時20分~14時40分 | 「アジアにおける広域大気汚染:現状とその影響」 | 永島達也(国立環境研究所) |
14時40分~15時00分 | 「SLCPシナリオの構築と排出削減策による共便益効果・相殺効果」 | 花岡達也(国立環境研究所) |
15時00分~15時15分 | 休憩 | |
15時15分~15時30分 | 「アジア地域の家庭部門からの大気汚染物質の排出量とその影響」 | 島田洋子(京都大学) |
15時30分~15時45分 | 「SLCPによる健康への影響」 | 上田佳代(京都大学) |
15時45分~16時00分 | 「SLCPの気候影響」 | 中田真木子(近畿大学) |
16時00分~16時15分 | 「SLCPと地球の水循環」 | 芳村圭(東京大学) |
16時15分~16時30分 | 総合討論・閉会 | 中島映至(S-12代表、宇宙航空研究開発機構) |
申し込み
申し込み方法
お名前(ふりがな)、ご所属を明記の上、メールにてお申込みください。
E-mail: s-12_staff*athehost.env.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
E-mail: s-12_staff*athehost.env.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
申し込み締切日
備考
主催
環境省環境研究総合推進費S-12 プロジェクト共催
京都大学、宇宙航空研究開発機構お問い合わせ
工学研究科 都市環境工学専攻内
S-12第4回公開シンポジウム事務局(担当: 畑中)
Tel: 075-383-3370
Fax: 075-383-3371
E-mail: s-12_staff*athehost.env.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
S-12第4回公開シンポジウム事務局(担当: 畑中)
Tel: 075-383-3370
Fax: 075-383-3371
E-mail: s-12_staff*athehost.env.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)