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座談会「SDGs達成に向けた日ASEAN科学技術協力の新しい姿」を開催しました。(2018年1月16日)


2018年02月27日

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 本学が所有する重要文化財「清風荘」において、「SDGs達成に向けた日ASEAN科学技術協力の新しい姿」をテーマに座談会を開催しました。

 SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)とは、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された国際的な目標です。この目標を達成するため、世界各国で様々な取り組みが続けられており、SDGsの推進は、途上国を始めたとした国際社会への貢献にとどまらず、各国の成長戦略や「第四次産業革命」による未来社会構築と深く関係しています。

 本学は指定国立大学法人※1構想において、日ASEANの科学技術協力のより一層の推進により「持続可能な開発」へ貢献することを社会貢献の柱として位置付けています。そこで、本学プロボスト※2オフィスが、ASEANを代表する国立研究機関であるタイ国科学技術開発庁(NSTDA)とインドネシア科学院(LIPI)、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)、さらに日本の文部科学省から代表者を招き、SDGs達成に向けて日本とASEANがどのように科学技術の協力に取り組むべきかを考える機会として、本座談会を企画しました。

 座談会ではまず、東南アジア地域研究研究所長で日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)研究代表者である河野泰之 同研究所教授が趣旨を説明しました。その後、湊長博 理事・副学長・プロボストが開会の挨拶で、本学とASEAN地域の半世紀以上にわたる学術交流を基盤とした、SDGs達成に向けた新たな科学技術協力に対する考え方を示しました。続いて、上田光幸 文部科学省科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官(国際担当)が、ASEANを重点地域とする「持続可能な開発目標(SDGs)への科学技術イノベーション(STI)の貢献(STI for SDGs)」を軸とした科学技術外交の考え方を提示しました。

 各機関の取り組み紹介として、園部太郎 学術研究支援室(KURA)リサーチ・アドミニストレーター(URA)が、本学のSDGs達成に向けたASEAN地域との科学技術協力のグッドプラクティスを概観しました。また、Thumrongrut Mungcharoen NSTDAエネルギー環境クラスター長、Bambang Subiyanto LIPI長官・教授、Ezzat Chan Bin Abdullah MJIIT副院長・教授が各機関のSTI for SDGsの研究活動と日ASEAN科学技術協力プロジェクトのグッドプラクティスや今後の課題を紹介しました。

 各機関による活動報告などの紹介後は、河野教授のファシリテーターの下、座談会の陪席者を交えたディスカッションに移り、SDGs達成に向けた日ASEAN科学技術協力の方向性について、それぞれの立場から意見が交わされました。本座談会を通じて「STI for SDGs」を多様なアプローチから推進するための4つのアジェンダが設定されました(詳細は別紙参照)。

1 文部科学大臣が世界最高水準の教育研究活動の展開が相当程度見込まれる国立大学法人を指定国立大学法人として指定する。国内の競争環境の枠組みから出て、国際的な競争環境の中で、世界の有力大学と伍していくことを求められ、社会や経済の発展に貢献する取り組みの具体的成果を積極的に発信し、国立大学改革の推進役としての役割を果たすことが期待される。

2 京都大学が2017年10月に設置した、「法人・大学の将来構想や組織改革等の包括的又は組織横断的課題について、総長、理事又は部局・学系等からの要請を受けて、総長、理事と部局・学系等の間の連携又は調整を行い、戦略を立案するとともに、策定された戦略の推進に向け、調整を図る」職務。

湊理事・副学長・プロボスト

座談会の様子

集合写真

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