「財務報告書 Financial Report 2019」を発行しました。(2019年10月16日)

公開日

本学は、財務・非財務情報を統合的に報告する「財務報告書 Financial Report 2019」を発行・公開しました。

本学では2017年度より、国際統合報告評議会(IIRC) が提唱する国際統合報告フレームワークを参考にし、決算情報のみならず、本学のガバナンス体制の紹介やガバナンスの強化・充実に向けた取り組み、持続的な価値創造に向けた取り組みを統合的に紹介するなど、財務報告書 Financial Reportの進化に取り組んできました。

今回で15回目の発行となる「財務報告書 Financial Report 2019」の編集にあたっては、(1)本学を取り巻く環境や運営方針を整理して幅広い読者の皆さまに発信すること、(2)支援者の皆さまに本学の特色ある活動を深く理解していただくこと、(3)支援者の皆さまに中長期にわたる持続的な価値の向上を目指す本学の可能性を理解していただくこと、の3点を特に重視し、「京都大学が果たすべき役割」や「経営改革のビジョン」などを分かりやすく発信することを心がけました。

また、従来の財務報告書 Financial Reportの編集に対する読者の皆さまからのフィードバックを取り入れた改善にも取り組みました。代表的な取り組みの一つが、ダイジェスト版と英語版の発行です。本学の活動や財務状況の要点を簡潔に記した冊子をご要望する声を反映するとともに、より多くの支援者の皆さまにお届けできるよう、英語版を公開しました。さらに、本学の基本データを取りまとめた冊子である「京都大学概要」との有機的連携を図るため、表紙のデザインに統一性を持たせることとしました。

本学は、財務報告書 Financial Reportを通じて、支援者の皆さまに、本学の業務運営の姿勢や取り組みに対する理解を深めていただくとともに、持続的な価値の向上に向けた対話につなげていきたいと考えています。そのためにも、支援者の目線に立つことを念頭に置きつつ、引き続き内容の充実に努めていきます。

国際的な企業報告フレームワークの開発をめざして、規制当局・投資家・民間企業・基準設定機関・会計士団体・NGO等によって設立された民間団体。

6ページに渡り運営方針を語る「総長メッセージ」

財務報告書(左)と京都大学概要(右)

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財務部監理課監理企画掛
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