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2007年3月29日

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こころの未来研究センターの設置目的と理念


センターの設置目的

 こころの未来研究センターは、心理学、認知科学、脳科学、人文科学等のこころの総合的研究拠点として、人のこころに関する科学的研究を推進する。その研究成果を基盤として地球化時代を生きる人のこころのあり方や人間像についてのヴィジョンを描き出すことを目的とする。


センター設置の理念

(1)本センターでは、多様なアプローチによってこころの総合的研究を推進することにより、こころとは何か、こころはどのようにして未来を志向する自律的な存在となりうるのか、という根源的な問いに対する答えを探求する。

(2)連携部局および連携研究機関と協力し、こころとからだ、こころときずな、こころと生き方の3領域にかかわる研究を行うとともに、領域内の個別の研究にとどまらず、領域を繋ぐ融合研究の枠組みを構築し、こころの多様な側面の相互連関に係る研究を推進する。

(3)本センターにおける研究成果に基づき、顕在化しているこころの問題に対する本質的な解決策の提言をめざす。

(4)国内外の研究者コミュニティーに開かれた研究拠点として、国内および海外研究機関の研究者・専門家との相互交流を積極的に推進する。

(5)地域の機関や企業等との連携を通して、本センターの研究・教育機能を地域社会の期待や要請に対応しうる形で充実させるとともに、研究成果を広く社会に還元することによって、こころについての科学的知識の普及を図る。

(6)本センターを核として、学内関連部局との連携研究を強力に推進することにより、京都大学におけるこころに関する研究のより一層の充実・発展に貢献する。