【特集】 「環境配慮行動マニュアル」で、はじめの第一歩。そして、もっと減らせる!

【特集】 「環境配慮行動マニュアル」で、はじめの第一歩。そして、もっと減らせる!

まず私から。

EXAMPLE

デスク周辺をマーク!
パソコンやOA機器が電力消費=省エネの主役です。
「こまめに」よろしく。
昼休みや図書館へでかけるとき・・・
席を立つときは、こまめなスイッチオフを。

研究室一丸で。

EXAMPLE

エアコンに技あり
エアコンは、省エネの技の宝庫です。使いこなせば効果も抜群。
早くスリープ
みんなで使うため、いつ動くかわからないコピー機やプリンタは、スリープモードになるまでの時間を短く。

強い味方!エコタップ

EXAMPLE

達人1~OA機器編~
待機電力もばかにならない。プリンタやコピー機も。
達人2~家電編~
つい消し忘れて帰ってしまうポットやレンジなどにつないで、消し忘れ防止と待機電力カットの一挙両得!

買い替えどきがチャンス!

EXAMPLE

そろそろ買い替えと思ったら、消費電力も要チェック!
ランニングコスト(電気代)を考えるとお得な省エネ製品もあります。

環境配慮行動マニュアル~研究室脱温暖化編~

マニュアル作成の経緯とコンセプト

京都大学の環境管理について検討する「環境目標管理システム推進検討ワーキンググループ」は、最重要課題の一つに「温室効果ガス削減」をあげ、CO2を対象に削減策を検討しています。ここでは、短・中長期での取り組みの必要性を認識し、まずは研究等のアクティビティを下げずにどこまでの削減が可能か、今すぐ始めるべき短期策の議論・検討を進めてきました。その第一歩として、「環境配慮行動マニュアル~研究室脱温暖化編~」をまとめ、全構成員への普及を図ることとしました。

環境配慮行動マニュアルとは

研究室のアクティビティを下げずに個々人の心がけや工夫、機器選択時の配慮などの行動と、それにより削減可能なエネルギー量、温室効果ガス排出量を定量的に紹介したものです。

作成にあたっては、まず、多くの構成員に該当するような電力使用状況を再現するため、標準モデル研究室(文理問わない)として、全学的な電力使用量とも整合するように、エネルギー消費機器の利用状況を再現(設定)しました。それに対して、個人の努力、研究室の努力、機器更新時の配慮によって可能な電力等削減量を求めました。

どれくらい減らせるのか?

全構成員の環境配慮行動への参画により、下図のような削減効果が見込まれます。個人・研究室の努力により、大学における全電力使用量の8%削減、更に機器更新の際に省エネ製品を選ぶことにより、全体として11%まで削減が可能と考えられます。

使用機器や条件等により異なりますが、普段の心がけや努力が、少なからぬ削減効果をもたらすことが明らかになりました。

今後の課題

本マニュアルの普及啓発に努めると同時に、標準モデル研究室でカバーできない施設・用途(講義室や廊下、図書館等の共用部分、高エネルギー消費装置)に対する削減シナリオを立案し、温室効果ガス排出量の削減目標・計画の策定を目指します。

環境配慮行動マニュアル ~研究室脱温暖化編~   総合的な削減見込み ※
個人の努力
例) 電気機器の消し忘れをなくす、こまめに消す、エコモードを活用する
  • 年間1人178kWhの節電が可能
  • 大学全電力使用量の1.8%に相当
研究室の努力
例) 電気機器(共用)の消し忘れをなくす、機器の手入れをする
  • 年間1研究室 6,200kWh の節電が可能
  • 大学全電力使用量の6.2%に相当
機器更新時の配慮
例) パソコンや家電製品の買い替え時に、省エネ製品を選択する
  • 年間1研究室 10,900kWhの節電が可能
  • 大学全電力使用量の11%に相当

※平成18年度総長裁量経費プロジェクト「学内の温暖化・循環対策事業の設計及び運用マニュアル・教材の作成」より

構成員の皆さんの行動により毎年1%の削減が可能です。

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