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  京都大学メールマガジン Vol.9
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   目次:
   ◆サウジアラビアでの会議に参加して  尾池和夫
   ◆おすすめサイト
   ◆入試
   ◆トピックス
   ◆ニュースリリース
   ◆イベントのお知らせ
   ◆その他
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◆サウジアラビアでの会議に参加して  尾池和夫

【2007年3月9日金曜日】
  会議の報告は、キング・ファハド石油鉱物資源大学( http://www.kfupm.edu.sa/ )から出るであろうから、この文章はそれ以外の私の旅行記である。

 今月、2007年3月9日、関西国際空港を23時15分に出発するEK317便に乗った。ドバイ(Dubai)でEK837に乗継いでバーレーン(Bahrain)へ向かう。EK(Emirates)はアラブ首長国連邦最大の都市であるドバイをベースにして、47カ国67都市に就航している航空会社で、特にファーストクラスのサービスが有名である。(http://www.ekgroup.com/
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 今回の旅行は、サウジアラビアのダーラン(Dhahran)にあるKFUPM(King Fahd University of Petroleum and Minerals)(キング・ファハド石油鉱物資源大学)に招かれて、この大学のIAB(国際アドバイザリーボード)(http://www.kfupm.edu.sa/oic/IAB.html)のメンバーとして会議に出席する。バーレーンでは、KFUPMのマンスール博士が出迎えてくれる予定で、大学の車で橋を渡ってサウジアラビアに入国するように手配ができているはずである。
  日本とサウジアラビアの時差は6時間で、目的地に着くのは10日の10時過ぎという予定表をもらっているので、大阪を離陸して約17時間の旅程が間もなく始まる。そう思いながら、この文章を書き始めたが、日頃の激務とドンペリニオンのホワイトのおかげですぐ眠くなって、座席をフラットにして眠りについた。

【2007年3月10日土曜日】
  一夜明けて、ドバイに5時に着いた。ドバイと日本の時差は5時間である。EKの飛行機がたくさん駐機している大きな国際空港である。
  乗り継ぎの客が長い列を作るロビーで、防災研究所のI教授に出会った。京都大学の学生を連れて海外調査だという。安全検査のゲートを通過するのにベルトをはずしてやり直したが、あとは順調に免税店の大群の間を通ってラウンジに座った。ここは金のアクセサリーが有名で丸い売り場に人だかりがしている。上着を着ていると暑い。このラウンジは飲み物も食べ物も種類が豊かで、さまざまの国の客が楽しんでいる。
  今度は8時30分発のEK837便で、ドバイから針路を西北西にとってバーレーンへ向かう。太陽が昇ってくると暑い。約30分遅れて離陸し、急上昇してすぐ海に出た。また朝食であるが、せっかくだけれども、さっき食べたばかりだからと断った。
  一面に砂ぼこりのようにかすんだ上の青空に、月齢20位の月がくっきりと浮かんでいる。海にはところどころ、丸い形に砂州ができている。船も見えるが浅瀬を避けて航行しているのであろう。飛行機が着陸態勢になると、左下に一面の砂漠の景色が見えてきた。私にとっては初めてのアラビア半島である。海はエメラルド色で、風のない小ジワの海面を見せている。
  予定より1時間近く遅れて到着した。バーレーンのビザを6ドルで買って入国した。バーレーンから大学の車である。マンスール博士は、筑波大学で学位を取ったという。橋を渡ると近代都市の始まりである。また、橋を渡る。浅瀬の海の中に長い道が1本走っている。植物のない天橋立のような土地である。
  国境の検問所で出国手続きをして、次の検問所ですぐ入国手続きである。税関の役人が車のトランクも開けて見る。また橋を渡る。近代都市が近づいてきた。そのまま大学の本部棟へ着いた。
  広大な敷地に植樹も建物の建設も盛んで、皆工事中である。今日の10時からの開会式には間に合わなかった。議長の選出を終えて、ちょうど会場から出てきたメンバーに玄関で出会い、一人ひとりに挨拶した。たくさんのスタッフが取り巻いてくるが、皆白い服で同じに見える。
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 キャンパスの中を見学した。研究室ではもちろん石油の研究が盛んである。学生実験の設備も整っている。英語の講義の様子も見た。電子回路を学んでいた。
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 構内には学生寮が急ピッチで建てられている。広々とした庭のある住宅が職員宿舎だという。団地の一角にはモスクがある。ショッピングセンターがあり、紀伊國屋書店がある。夜間照明のあるスタジアムがあり、そこで卒業式も行う。屋根はないが雨が降るという心配はほとんどないそうだ。
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 ホテルに一度帰って、夕食に行くという。私はまだチェックインしていない。車が一列に並ぶと、パトカーが先導して町中をノンストップで走る。パトカーは2台いて、1台が車止めになっている間に交差点を通過する。みごとな技である。
  隣の町はAlKhobarという。そこにホテル、Le Gulf Meridien Al Khobarがある。海岸に接した大きなホテルで、部屋の窓から海が見える。
  夕方、17時40分にホテルを出発した。近くのScitech館へ、またパトカー先導の一列が走る。大きな部屋に集まって、挨拶をして、アラビアコーヒーを飲み、お菓子を摘んでしばらくおしゃべりをする。突然太鼓の音が聞こえる。ホールでダンスが始まった。一群の男たちが太鼓を叩き、もう一群の男たちが剣を上下に振る。それに参加して私も剣を持たせてもらった。
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 また大きな部屋で、新しく参加してきたたくさんの人たちに挨拶し、アラビアコーヒーを飲みながら、おしゃべりする。今度は館内の見学である。地球の中を覗いたり、物理の学習をしたりして、20時すぎになった。また大きな部屋で挨拶して、おしゃべりである。次は何が起こるかを、サウジアラビアは3回目というイギリスから来たトニーさんに聞いた。
「次は何が起こると思いますか」
「予想は無理だ」
  でもこの国人はとても親切だよ、と彼は付け加えた。
「食事に行きましょう」
  その声が聞こえてきたとき、すでに21時に近かった。
「朝到着してからずっとで、疲れたでしょう」
  私よりかなり年上のヘンリーが労ってくれる。
  ホテルに帰ったとき、ロビーで国立シンガポール大学学長のシーさんが言う。
「明日の朝は6時30分に出発だそうだ」
  IABのメンバーは、4人がサウジアラビア、イギリス1人、フランス1人、アメリカ5人、アジアからはシーさんと私である。部屋に帰ってメールに返事を書いて寝ようとして気がついたら、ドアの下に、明日は6時25分に出かけるというメッセージが入った。

【2007年3月11日日曜日】
  時差の影響が解消していないのだろうか、4時前に目が覚めてしまった。日本は今は10時過ぎで、携帯電話をテストするのにいい時間である。一発でうまくつながった。携帯メールも送った。日の出とともに仕事が始まる。
  余裕を持ってロビーに行くと、もう迎えにきている。大学本部の学長室で軽く朝食をとる。すぐに会議が始まる。途中15分の休憩を取ったが、11時20分まで議論を集中的に行い、この大学の将来のために、いろいろの角度からアドバイスが行われた。
  KFUPMの特徴は、教職員も学生も男性だけであること、すべての講義が英語で行われることである。そのために入学前に1年間、英語の特訓がある。授業料は不要で学生に手当が出る。これが国立大学の本来の姿だと私は思っている。ここの場合は王立である。必要な経費は国王が出す。その他の資金はほとんどない。私たちの役目はその資金をどのように有効に使うかを考えることだ。
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 長い目で見て、基礎科学と応用科学の均衡の取れた発展をはかることが何よりも重要だという私の意見に、シュルンベルジェのアンドリューさんが賛成してくれた。また、男女共学のことが議論された。
  議論を議長がまとめて、副議長を決め、次の会議の予定を決めたのち、バスに乗って11時20分に出発し、またパトカーの先導で、ダンマンの空港に向かう。空港では簡単なセキュリティーチェックを受けて直接滑走路側に出る。小型機が待っていて乗り込むと、応接セットがゆったりとある快適な部屋である。
「これはチャーター機ですか」
「いや、私の飛行機です」
  IABのメンバーの1人が答えた。
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 あいかわらず経済問題の議論をしながら、窓から初めてのアラビア半島の砂漠を見る。一本の道路とさまざまの設備が点在している。ただの砂漠ではなく、人の手がかなり加えられている。リヤドには1時間足らずで着いた。降りたところに車が待っていて、そのまま高速道路を1時間ほど走って、大きな門を入り、広々としたアプローチを走って、立派な宮殿の階段の下に着いた。王様の宮殿である。
  玄関を入ったとたんに見事な絨毯が敷かれ、美しく飾られた大きな部屋で待つこと数10分、たくさんの人たちがいる部屋に通された。威厳たっぷりの国王、King Abdullah に迎えられて、一人ひとり挨拶し、しばらく歓迎のお話を拝聴した。議長のマーティンさんが謝辞をのべ会議の説明をした。
  それが終わると、やおら国王が質問した。
「皆がよくナノナノというが、ナノとは何なの?」
「それはこういうことで、大層重要なことです」
  議長が説明した。
  挨拶して部屋を出て、大広間のあらためて立派な内装に見とれながら玄関に向かった。
  また、車でリヤド空港へ向かい、しばし待合室でアラビアコーヒーを味わい、同じ小型機に乗って飛び立った。飛行機がダンマンの空港に着陸するのと、真っ赤な太陽が、砂漠の端に隠れるのとが、まったく同じ時刻となった。こんな経験はまたとないかもしれないと思いながら、シャッターを押した。
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 部屋に帰ると、大きな荷物が置いてあった。会議の後でいただいた記念品である。開けてみると分解できない大きな置物に私の名が彫り込んであった。ロビーに降りて学生さんたちに助けを頼んだ。やがて大きなカバンにそれが収まって部屋に届けられた。
  20時にホテルを出た。暗くなった砂漠に縦横のナトリウムランプが並んでいる。
  ボーディングパスにプリントしてある21番ゲートへ行くと長い列ができている。デスクに聞くと、
「エミレーツは25番です」
  かなり歩いてエスカレータで下りて待合室に着いて、席を見つけた。やっと11時になって、何のアナウンスもなかったが、ゲートに長い列ができ始めた。
「アブダビ、アブダビ」
  大声で、さっきの21番ゲートのスタッフが客を探している。車椅子の方が25番ゲートに入って行ったので、その後についたら、隣のゲートから入れてもらえた。機内にさっさと座って、キャロットジュースをいただいた。女性の顔に出会うのは、まる2日ぶりである。
  ドバイ空港の近くには、たくさんのナトリウムランプの直線が交差して一面に輝いている。夜と昼の人工衛星の写真を見て(http://www-static.cc.gatech.edu/~pesti/night/ )、このあたりの特徴を論じたことがある。
  関西国際空港からドバイへの往復は中国の上空を通るコースである。往路はヒマラヤを通る。K2の上を飛ぶ。帰路も昆明の上空を通り、上海から大阪である。いずれにしても、地形を見ると、変動帯の激しく動く形が見えるはずだが、皆部屋を暗くして寝ているようだ。武漢上空で日本時刻の15時頃である。個室のテレビで「ガラパゴスの自然」を見て、天上の人工星空を見て休んだ。
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 大学運営の議論は、経済と制度の話が中心になるが、地球の自然環境のことも、変動帯の大規模現象のことも話題にしたいと思う。しかし、そのような話題も、すぐ石油の価格の話などになってしまう2日間であった。

【2007年3月12日月曜日】
  この会議の件で、京都大学名誉教授の乾智行先生、工学研究科長の西本清一先生に大変お世話になった。また、出発前の旅行の手配やバーレーン到着からダンマン出発まで大歓迎で世話して下さったKFUPMの皆さんに感謝しながら、大阪関西国際空港に着いたのは、16時前であった。すごく寒く感じた。

◆おすすめサイト◆

○退職教員の最終講義等
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_notice/ippan/070206_1.htm

◆入試◆

○平成21年度入学者選抜方法の変更について
  http://www.kyoto-u.ac.jp/nyusi/nyugaku/070314.htm

○平成19年度入学者選抜学力試験 合格者の発表

(前期日程)
  京都大学の各学部は、3月10日、正午に、平成19年度入学試験(前期日程)合格者を、各学部所定の掲示場に受験番号を掲出して発表を行いました。前期日程の合格者は合計2,904名です。
・発表の概要
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data06/tpc070310_1/tpc070310_2.htm
・合格者数
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data06/tpc070310_1/tpc070310_3.htm
・写真
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data06/tpc070310_1/tpc070310_1.htm

(後期日程)
  京都大学の医学部保健学科は、3月21日、正午に、平成19年度入学試験(後期日程)合格者を、所定の掲示場に受験番号を掲出して発表を行いました。後期日程の合格者は合計24名です。
・発表の概要
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data06/tpc070321_1/tpc070321_1.htm
・合格者数
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data06/tpc070321_1/tpc070321_2.htm

◆トピックス◆

○平成18年度第2回「京都大学総長賞」表彰式を挙行
  京都大学の名誉を高めた学生と学生団体を表彰する「京都大学総長賞」の平成18年度第2回表彰式を執り行いました。
  今回は、学業 5件・課外活動 4件・社会活動 3件、合計 12件の推薦があり、選考の結果、学業 3件、課外活動 1件、合計 4件の個人・団体が表彰されることとなりました。
  表彰状・記念品授与後、尾池 和夫総長と受賞者の懇談会が行われ、学業分野の受賞者による各自の研究分野の説明や、課外活動分野の受賞者であるKUBS京都大学放送局によるコンテスト優勝作品の映像による紹介など、それぞれの活動を総長や関係者に説明する場面もありました。

 受賞者一覧
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data06/tpc070319_1/tpc070319_11.htm
  写真
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data06/tpc070319_1/tpc070319_12.htm

○全国七大学総合体育大会馬術の部で京都大学が総合優勝
  3月10日から11日にかけて京都大学北部構内馬場にて行われた全国七大学総合体育大会馬術の部において、京都大学が見事総合優勝を果たし、14日、馬術部の部員から総長への優勝報告が行われました。
  ・写真
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data06/tpc070314_1/tpc070314_1.htm

○第2回 京都大学附置研究所・センター主催シンポジウムを開催
  京都大学に附置された17の研究所および研究センター主催によるシンポジウムが、読売新聞社後援によりエル・おおさか(大阪府立労働センター)エル・シアターにて開催されました。総合テーマを「京都からの提言−21世紀の日本を考える」、サブテーマを「ノーベル物理学賞受賞者 湯川・朝永両博士が拓いた世界−湯川 ・朝永両博士 生誕百年に因んで−」とし、約600人の参加を得ました。
  昨年度は東京・品川にて第1回シンポジウムを開催しましたが、このシンポジウムは第1回から10年間にわたり、全国の主要都市をまわる予定です。

 総長の挨拶
  http://www.kyoto-u.ac.jp/uni_int/01_sou/070317.htm
  写真
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data06/tpc070317_1/tpc070317_11.htm
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data06/tpc070317_1/tpc070317_12.htm

○助成金等採択結果
・稲盛財団「平成19年度稲盛財団研究助成金」
  http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2006.htm#200703151857524540
・独立行政法人教員研修センター「平成19年度 教員研修モデルカリキュラム開発プログラム」
  http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2006.htm#200703151734347925

◆ニュースリリース◆

○「間接相互作用網」の提唱:生物多様性を生み出すしくみ
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070228_1.htm

○生涯学習社会における高等学校の人的資源活用に関する一考察
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070307_2.htm

○パスツレラ毒素タンパク質の細胞内機能領域の立体構造解明
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070308_1.htm

○がんの放射線治療の効果を決定するDNA修復因子がUBC13であることを解明
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070310_11.htm

○大腸癌の浸潤機構を解明
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070319_2.htm

○磁気コアの向きを電流で反転させる技術を開発 - 新規MRAMアーキテクチャ提案 -
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070319_1.htm

○「京滋地域企業の技術革新力に関する調査結果」を発表
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070314_2.htm

 

◆イベントのお知らせ◆

○新入生の皆様へ! 紅萠祭の開催について
  紅萠祭は、新入生を大学の先輩達が歓迎するお祭りです。このお祭りでは、多くのクラブ、サークルなどの団体が参加し、テントを建てたり、ビラを配ったり、ステージを披露したりして、それぞれの活動をアピールしています。

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_notice/ippan/070315.htm

○企画展

 総合博物館 2007年春季企画展「地図出版の四百年〜京都・日本・世界〜」

日本における地図作製の歴史は,古代にまで遡ります。しかし,古代・中世の地図は手描きによるもので,地図の持つ情報や知識の影響は限定的な範囲にとどまっていました。そんな中,今から400年前に新たな形態の地図が登場しました。それが出版された地図です。
  出版されることで,多くの人々に同じ情報が供給され,その影響の範囲も格段に広がりました。そして,地図が一般の人々の文化に溶け込み始めたことにより,地図の種類も豊富になっていきました。このように,地図の歴史全体を見渡した時,出版地図の登場は大変画期的なことでした。
  このことをふまえ,今回は,京都大学に所蔵される京都図・日本図・世界図を中心に,日本における出版地図の歩みを紹介することにいたしました。その時どきの社会的・文化的・政治的な背景にあわせて地図がさまざまに変化していく様を,どうぞご覧下さい。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/buhin/070506_1.htm

○写真展

 時計台記念館京大サロン 「虫が視る花の色と姿?!」

昆虫の見ている世界は人間とは異なっています。人間が見ることができる可視光の波長は380〜780nm、これに対して、モンシロチョウが交配相手を見つけるために紫外線を利用することが知られているように、昆虫はさらに100nmほど短波長まで認識できるようです。昆虫はそのエネルギー源である花の蜜をすばやく見つける必要があります。一方、植物の多くは昆虫を効率的に誘引して受粉を助けてもらわねばなりません。
  植物の花と昆虫を結びつけるものには香りがあり重要な役割を果たしていますが、光も人間の想像を超えた形で重要な役割を果たしていると考えています。太陽から様々な光線が降り注いでいる地球上の花は、昆虫にどのように見えているのでしょうか。昆虫が花を的確に認識する機構を明らかにすることは、農作物を虫害から防ぎ、受粉の効率化による食糧増産に結びつく新規な方法の開発に貢献することでしょう。
  この写真展では、紫外線照射下の特殊な条件で撮影した写真を通して、多くの花が見せる興味深い一面を紹介します。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/buhin/070331_1.htm

○原子炉実験所一般公開
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070407_1.htm

○2007年度 上賀茂試験地春の自然観察会
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070421_1.htm

 >>その他のイベント情報はこちらをご覧ください。
   http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/event.htm

◆その他◆

○京都大学環境報告書2007ステークホルダー委員を募集します
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_notice/ippan/070227_1.htm

○京都大学ホームページに関するアンケートのお願い
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_notice/ippan/070301_1.htm

○京都大学環境報告書投稿募集【教職員】
  京都大学環境報告書2007年度版に掲載する原稿や情報を募集しています。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_notice/ippan/070227_2.htm

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□編集・発行
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