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  京都大学メールマガジン Vol.42
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   目次:
   ◆図書館機構長 藤井讓治
     ◆ビラがパズルの人
   ◆大学の動き
   ◆研究成果
   ◆イベントのお知らせ
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◆図書館機構長 藤井讓治

  2008年11月に図書館機構長、附属図書館長に就任いたしました。あわせて副理事の職務にあたることになりました。

 京都大学には、中央図書館としての附属図書館をはじめとして部局の図書館・室をあわせると、50を超える図書館施設があり、教育・研究を支えてきました。図書館機構は、これら全学の図書館・室のネットワークであり、全学的規模で果たすべき事柄を扱っています。

 図書館機構では、従来からの図書の収集・保存・利用に加え、近年急速に拡大してきた電子ジャーナルの選定・管理、図書館面積の配分調整、学内発信型の学術情報リポジトリの構築、同和・人権関係図書の選定、公開企画展、図書職員の研修など、さまざまな役割をはたしています。

 なかでも電子ジャーナルは、その利用が年々拡大するなかで、その経費負担が増大し続けており、この費用をどのように賄うかが、図書館機構だけでなく、大学として大きな課題となっています。一昨年度、全学共通の経費の増額と残りの部局負担方式が定まりましたが、タイトル数の増加と寡占化による値上げ圧力にさらされています。ちなみに昨年度の電子ジャーナル経費は、全学の共通経費として2億円が措置され、各部局負担分約3.5億円、このほか個別に部局で支払われているものを含めると、総額8億円にのぼります。これに対して、毎年5%程度あるいはそれ以上の値上げがこの世界の寡占状況のもとに迫られています。

 電子ジャーナルとならんで喫緊の課題は、図書館の狭隘化問題です。各部局、とりわけ研究資料集積型の部局においては、書庫面積が不足し、その増大が求められています。図書館面積は、法人化以前は国の規定で、学生数・院生数・図書冊数を基礎に算定されていました。その基準で算定しますと、京都大学の図書館面積は、61,762㎡です。ところで、現状といえば、附属図書館と部局の図書館・室を含めて33,993㎡に過ぎません、図書館面積がいかに充足していないかは歴然としています。現在、桂キャンパスでの図書館建設を概算要求としてあげていただいています。

 こうした様々な課題を抱えながら、現在、図書館機構の将来構想を、図書館機構の協議会を中心にまとめており、それを指針に京都大学の図書館がより充実したものになるよう努めていきたいと思っています。皆様のご理解とともにご支援くださいますよう、お願いいたします。

 

◆ビラがパズルの人


 隔月でナンプレを連載しています東田大志(ビラがパズルの人)です。

 いつもビラは手書きにこだわって作っています。見ればわかる通り字はきれいではないのですが、温かみを感じていただければと思い、恥ずかしさをかえりみずに書いております。

 ※パズルをご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/m_magazine/back_n/images/vol42_1.jpg  

 さて、そんなビラですが、11月初めに東京で「サイエンスアゴラ」という企画があり、そのイベント会場で配らせていただきました。もっと科学のことを社会の人たちに知ってもらおうというイベントです。

 私は、一般の人たちに科学の面白さを伝えたいと考える方々が、パネルディスカッションをする企画に参加させていただきました。サイエンスカフェ(このメルマガにも時々案内が出ていますね)や、母校への出張授業などをされている若手科学者団体の中に混じり、たすきをかけた「ビラがパズルの人」が活動を紹介している姿は、後で回収したアンケートによると「かなり浮いていた」のだそうです(笑)

 しかしきっと、パネルディスカッションを聞いてくださった方々の興味は引けたのではないかと思います。特に、大阪でビラ配りをしている時に宗教団体と間違われた話が、会場ウケが良かったようです。たしかに何も知らない人から見れば怪しいでしょうが、宗教団体だったら、こんなにお金のかかってない手書きのビラ、配りませんよね(笑)

 さて、次のビラ配り予定は、来年になります。1月5日(火曜日)と6日(水曜日)にJR宮崎駅前で、8日(金曜日)と9日(土曜日)にJR大分駅前でお配りする予定です。もし宮崎や大分在住のメルマガ読者の方がいらっしゃいましたら、ぜひビラを受け取ってやってくださいね!

  
◆大学の動き◆

○情報学研究科でFDのためのビデオ教材「ティーチング・ティップス集」を開発しました。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2009/091216_1.htm

○コペンハーゲンでのCOP15へ本学学生が参加しています。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2009/091211_1.htm

○京都風電気自動車(Kyoto-Car)の新作コンセプトカーを発表しました。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2009/091130_3.htm

○本学北部構内の理学部5号館北棟新営工事に伴う遺跡発掘調査現地説明会について
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2009/091127_4.htm

○京都大学グローバルCOEプログラム(情報学研究科・学術情報メディアセンター 「知識循環社会のための情報学教育研究拠点」)がオーストリア・ウィーン大学知識ビジネス工学科と連携しました。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2009/091130_2.htm

○Kyotoチーム iGEM参戦!:京都大学学生チームが細胞エンジニアリングの世界大会、iGEM(アイジェム)2009年大会で銀賞を受賞しました。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2009/091102_2.htm

○人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem Cells; iPS細胞)に関する特許2件が成立(日本)しました。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2009/091125_1.htm

○栄誉
・医学教育等関係業務功労者の表彰
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2009/091125_3.htm

・前野悦輝 理学研究科教授がベルント・T・マティアス賞を受賞しました。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2009/091120_1.htm

◆研究成果◆

○ヒト治療用・再生医療向け細胞搬送容器ユニットを開発
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091218_1.htm

○生殖細胞のゲノムを利己的遺伝子から守る新たな蛋白質を発見
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091215_1.htm

○生体リズム異常に伴う高血圧発症メカニズムを解明しました
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091214_2.htm

○たんぱく質合成のオン・オフスイッチを開発 (ヒトの細胞内で標的となるたんぱく質の生産を自在に制御-未来型の細胞機能制御テクノロジーの確立に向けて-)
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091214_1.htm

○iPS細胞研究を進めるための社会的課題と展望 -国際幹細胞学会でのクローズド・ワークショップの議論を基に-
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091211_1.htm

○葉の気孔の数を増加させる因子の発見~CO2削減や食糧増産へ向けて~
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091210_1.htm

○100年来の謎に迫る-体の極性を決める仕組みを解明しました。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091208_2.htm

○AIDによるクラススイッチの際DNA切断を起こすのはトポイソメラーゼ1であることを発見
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091208_1.htm

○ゲノムに抗体の記憶を刻むAID蛋白質遺伝子(Aicda)の発現制御機構-何故非Bリンパ球にAIDが発現し、癌化が起こり得るのか-を解明しました。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091207_1.htm

○プロスタグランジンF受容体がTGF-βと独立して肺線維症を促進することを解明しました
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091130_1.htm

○自己フィーダー細胞を用いたヒトiPS細胞の樹立、培養に成功 -医療応用可能なiPS細胞作製に向けて一歩前進へ-
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091202_1.htm

○神経軸索の成熟と髄鞘形成のメカニズムの解明
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2009/091123_1.htm

◆イベントのお知らせ◆

○世界の友達と交流できる! パンゲア アクティビティ
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2009/091226_2.htm

○京都人類学研究会12月季節例会シンポジウム「社会的なるものの持続性-「環境」から考える-」

 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2009/091226_1.htm

○第3回グローバルCOE主催シンポジウム 「心が活きる教育のための国際的拠点」
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2009/100109_1.htm

○第3回宇宙総合学研究ユニットシンポジウム 人類はなぜ宇宙へ行くのか?
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2009/100110_1.htm

○公開シンポジウム 「水田の文化と生物多様性」
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2009/100111_1.htm

○第32回こころの未来セミナー 医者は患者とどう接したら良いのか~拒食症患者の精神能力と自己決定への対話
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2009/100114_1.htm

○京都府・京都大学こころの未来研究センター共同企画 第6回こころの広場 「こころの仕組み-知・情・意の世界-」
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2009/100117_2.htm

○分子イメージングシンポジウム-基盤技術のイノベーションから臨床応用へ-
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2009/091023_1.htm

○京都からの提言 これからの社会のために-子どもを導く切り札-
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2009/100123_1.htm

○第44回 京都大学原子炉実験所学術講演会

 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2009/100129_1.htm


 >>その他のイベント情報はこちらをご覧ください。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja?c2=1

 

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