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  京都大学メールマガジン Vol.21
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   目次:
   ◆屋久島一周の旅  尾池和夫
   ◆お知らせ
   ◆トピックス
   ◆ニュースリリース
   ◆イベントのお知らせ
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◆ 屋久島一周の旅     2008年2月28日から3月1日    尾池和夫

  京都大学霊長類研究所附属ニホンザル野外観察施設屋久島観察ステーションという研究施設がある。
  屋久島はニホンザル分布の南限で、海岸の照葉樹林から九州の最高峰にまでサルが分布している。野生ニホンザルの研究を中心に、霊長類以外の生物を対象とした研究もさかんである。
  2008年2月28日、鹿児島経由の空路で島に着いた。鹿児島空港では霧島の山々が目の前にくっきりと見えた。プロペラ機で屋久島に着くと、屋久島観察ステーションで仕事をしている杉浦さんが迎えてくれた。レンタカーを伊谷さんが運転して、いよいよ屋久島の旅が始まる。円形の島の周囲は約100キロ。今回の二泊三日の滞在では山地に入っていく時間はない。上から見て反時計回りに島の海岸に沿って廻る。
「昔は猿2万、鹿2万、人2万と言ってましたが、今は人は1万6千くらいですか」
  山極さんの説明が始まる。タブやガジュマルが茂っている。樹冠が10メートル足らずである。道の両側には石蕗(ツワブキ)とクワズイモが多い。自然食品の店がある。
「1970年代、ヒッピーがたくさんいました」
  宮之浦港をすぎ、宮之浦環境文化村センターに立ち寄って、屋久島の基本的な知識を得る。宮之浦岳が標高1936メートルで、九州の最高峰である。今でも隆起しているはずだが、いつの測定値かはわからない。
「シャクナゲは今年が表年です」
  詳しくはヤクシマシャクナゲである。ヤクシマキイチゴ、ヤクシマアジサイなど、屋久島の固有種がある。
  ホールで横20m、縦14mの大型スクリーンに迫力ある島の風景が映し出される。縄文杉はほぼ実物大に映し出されるという。
  いなか浜に降りて波打ち際に立っていると、目の前の硫黄島が活動して噴煙を上げた。貴重な一瞬を見ることができてうれしかった。左手に口之永良部島がある。
「口之永良部島、屋久島、種子島を結ぶ大きな円が、昔大噴火したカルデラの周囲です」
  この巨大噴火の影響は、日本列島にも、民族にも広く及んだ。
「開聞岳が見える」
  フィールドワークに鍛えられた目のいい人が見つけた。
「1000メートル以上の山々を奥岳と呼び、46の頂上群があります」
   いよいよ京都大学の屋久島観察ステーションである。北海道大学、神戸大学、奈良教育大学などから研究者や学生たちが来ている。今は8人がこのステーションを拠点にして島の中でフィールドワークに従事している。今使っている建屋の横に古い小さな一軒家がある。入り口には「屋久島野外博物館」と書いたサルノコシカケの表札が掲げてある。昔みんなで募金して、70万円ほどで建てたという。中の設備がしっかり充実している。
  つわのやに一泊した。
  三好和義写真集「世界遺産屋久島」(小学館、2000年)に、梅原猛さんは「屋久島は日本人の原点であり、魂のふるさとです」と書いた。梅原さんは1990年に屋久島を訪れ、縄文杉まで登ったという。「大変険しい道だったうえに、十二月のことで途中からは雪がうっすらと積もってすべりやすく、死ぬ思いをしました」と、写真集の巻末に収められた「屋久島に学ぶ」という文にある。「そうして五、六時間も歩いたでしょうか、縄文杉のもとにようやく辿り着いたときには、樹木の神々しさに打たれて立ちつくしました。縄文杉は、まさに神でした」と続けている。
「七千の齢に耐えし屋久杉は天に連なり身じろぎもせず」
  そのとき自然に口を衝いて出た歌だそうである。
  今回、私たちはその機会を持つことができないが、次はぜひ縄文杉を訪れてみたい。
   出版の時は京都大学生態学研究センターにいた湯本貴和さんの「森と水の島」という解説も、この本の巻末にある。
「前岳は照葉樹林という鬱蒼とした森におおわれていて、島民は精霊に失礼しないように十分に敬意を払いながらも、薪をとったり、炭を焼いたりしてきた。奥岳になると、そこはもう人間がみだりに足を踏み込んではならない精霊に満ちた恐ろしい神の園であり、立ち入るだけでも相当の覚悟を必要とした。いまでも、紫色の長い髪で笑いながら裸身で駆け回るという山姫や、白い髪の老人の姿で現れる山神(やまんが)を目撃したというひとが跡を絶たない」とある。
  やや引用が長くなったが、屋久島の第一歩の印象を、私が自分で書くよりは、これらの文章の方が、よほど深く伝えてくれるのはまちがいないと思う。
  日本は、そもそも降水量の多い国であるが、多雨で有名な大台ヶ原で年間降雨量は4000ミリ程度であり、この屋久島では、8000ミリ以上の雨量が山間部で記録されるというから、「屋久島には1年に400日雨が降る」と言われるのが分かるが、私たちはまだ雨にほとんど遭っていない。
  屋久島の降水量が多いことを、林芙美子は小説「浮雲」の中で「屋久島は月のうち、三十五日は雨という位でございますからね」と描いた。
  屋久島には九州の最高峰である宮之浦岳と海岸との間に、標高に対応して植生の垂直分布が連続して残されているという。
  湯本さんは解説の最後に、ユネスコ世界遺産委員会の提唱するエコ・ツーリズムを紹介し、「二一世紀は環境の時代といわれる。そのなかで屋久島は、聖地としての役割を果たすことが期待されている。わたしたちに課せられた責任は、限りなく重い」と結んでいる。この「わたしたち」は、京都大学生態学研究センターに席をおく湯本さんたちであり、「地球社会の調和ある共存」を基本理念に書き込んだ京都大学の私たちであり、地球に住む市民としての私たちでもある。
  2日目は西部林道を走った。一車線の道である。
「70年前は地道でした。斜面が急で猿を見つけやすいのです」
「いた、いた、いた」
  伊谷さんが叫ぶ。
「観音崎です。ここから先が調査地域です」
  また少し行くと、
「ここから世界遺産です」
「あ、今、ないてます」
「え?」
  まだ目も耳もベテランの彼らについて行けないが、雰囲気が出てきた。
  車を下りて植物を見る。
「芽輪(がりん)」があるのがタブの特徴です」
  山極さんが説明する。
  10時52分、「きゃっ」という声が聞こえた。ようやく屋久島猿の声を自分の耳で確認した。
「この辺からいるはずです」
   これは猿ではなく、調査している学生たちのことだという。
  手前に2匹、少し向こうに数匹、毛繕いをしている。2匹の方は雄同士だという。屋久島鹿も出てきた。小さい身体である。私もカメラを構えて、そっと近づいてみるが、気にしない様子で草を食べている。ほとんど2メートル足らずまで近づいて写真を撮った。
「猿と鹿と人とが一緒にいられる島です。西部林道を一車線にするよう頑張ったのは、京都大学の誇りとしていい世界自然遺産への貢献だと思います」
  松沢さんの説明である。健康長寿医学の松林さんも熱心に写真を撮っている。
  V字谷がみごとにできていて、頂上から海までほとんど真っ直ぐ続いている。
「それにしても根がむき出しになるまで崩れている」
「ここから少し明るくなります。伊谷先生たちが来たときから人が住んでいた地域です」
「それから50年ですね」
  土石流の跡に鹿と猿がいて、入れ混じって歩いて行く。気がついたら自分が彼らの輪の中に立っていた。近くで見ていて、猿も鹿も実に美しい。
  林道が終わってまた二車線になった。道にも猿が群れて座っている。栗生川の河口の店でおいしい蕎麦を食べた。
  15時過ぎ、中間(なかま)に着いた。ガジュマルのみごとな大木が並ぶ。
「これには沖縄で言うキジムナーがいるな」
「ここではゲジベーといいます」
   海中温泉があり、男女数人が入っている。満潮のときには使えないという。
  屋久島いわさきホテルの部屋に入ると、眼前にモッチョム岳がそびえている。その麓から扇状地が海へなだれこむように続き、昨年行った島原の眉山の景色によく似ている。ホテルの植物園を散策した。
  3月1日、島の東側へ。この地域は下生えが多い。鹿を撃っているから鹿がいないのだという。
  平野で「屋久然料理」というのを予約して千尋(せんぴろ)の滝を見た。
「ここは安房(あんぼう)といって、島で最初に開けた土地です」
  広い大地が海岸段丘の上に拡がっている。安房には、鹿児島県の屋久島環境文化研修センター、環境省の屋久島世界遺産センター、屋久町立の屋久杉自然館が並んでいる。屋久島環境文化研究センターを訪問した。数十人が研修で使える施設で、宿泊もできる。屋久町立屋久杉自然館では、屋久杉のことがたくさん学習できた。屋久島世界遺産センターには大きな地図に世界遺産の分布が示されているが、せっかくの世界地図に南極大陸がないということに不満を感じた。そもそもユネスコの地図に南極大陸がないからであろうが、自然を大切にするというなら南極大陸を忘れてはならない。
  茶屋「ひらの」で、卓上に並びきらないほどの皿で昼食をしっかりいただいた後、またプロペラ機で鹿児島空港経由で帰宅した。森と里と海と岩と猿と鹿をたくさん見て、それを研究する人たちの話をたくさん聞いて、そしてほんとに雨に遭わない3日間だった。

◆お知らせ

○京大広報632号を掲載しました
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_kohou/kohho_kyotou.htm

○山中伸弥教授の研究グループによるiPS細胞樹立に関する論文を、京都大学学術情報リポジトリに公開しました

 山中伸弥教授(物質−細胞統合システム拠点/再生医科学研究所)の研究グループによるiPS細胞(ヒト人工多能性幹細胞)樹立に関する論文の著者原稿を、京都大学学術情報リポジトリに登録し、公開しました。

 この論文は、2007年11月に発表され、世界中に大きなインパクトを与えたものです。

 世界をリードする画期的な研究成果を、ぜひご覧ください。

 なお、京都大学学術情報リポジトリでは、今後も、京都大学が誇る世界的な研究・教育成果を積極的に発信します。

  iPS細胞樹立に関する論文
  http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/49782
  京都大学学術情報リポジトリ
  http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/

◆トピックス◆
○第3回 京都大学附置研究所・センター主催シンポジウムを開催

  京都大学に附置された20の研究所及び研究センター主催によるシンポジウムが、財団法人京都大学教育研究振興財団と読売新聞社の後援を得て、横浜・新都市ホールにて開催されました。
  総合テーマを「京都からの提言−21世紀の日本を考える」、サブテーマを「人間と自然:新たな脅威と命を守るしくみ」として、尾池和夫総長、松本紘副学長の挨拶の後、5つの講演とパネルディスカッションが行われ、満員となる900名の参加者が熱心に聴講されました。

 このシンポジウムは、第1回は東京・品川、第2回は大阪において開催しており、今後も全国の主要都市で開催する予定です。

 ウイルス研究所「京都大学附置研究所・センター シンポジウム」のページ:
  http://www.virus.kyoto-u.ac.jp/sympo/index.html
  写真1
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data07/tpc080308_1/tpc080308_11.htm
  写真2
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data07/tpc080308_1/tpc080308_12.htm
  総長の挨拶
  http://www.kyoto-u.ac.jp/uni_int/01_sou/080308_1.htm

○平成19年度「京都大学総長賞」表彰式を挙行

  京都大学の名誉を高めた学生及び学生団体を表彰する「京都大学総長賞」の平成19年度表彰式が開催されました。

 今回は全19件の推薦の中から選考の結果、学業4件、社会活動3件、課外活動3件、合計10件の9個人・1団体の受賞者が決定し、表彰されることになりました。

 表彰状・記念品授与後、受賞者のプレゼンテーションが行われ、尾池和夫総長が質問する場面も見られました。

 写真
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data07/tpc080310_2/tpc080310_21.htm
  平成19年度「京都大学総長賞」受賞者一覧
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data07/tpc080310_2/tpc080310_22.htm
  総長の挨拶
  http://www.kyoto-u.ac.jp/uni_int/01_sou/080310_1.htm

○京都大学教育研究支援財団 助成金決定通知書交付式・成果発表会が開催されました

  平成20年度京都大学教育研究支援財団助成金決定通知書交付式・成果発表会が時計台記念館で開催されました。
  交付式には同財団の辻井 昭雄会長(近畿日本鉄道株式会社相談役)をはじめ本学の尾池和夫総長、丸山正樹副学長、東山紘久副学長、木谷雅人副学長の出席のもと、辻井会長から助成金決定通知書が手渡されました。


京都大学教育研究支援財団:
  京都大学教育研究支援財団は、京都大学における国際交流、教育・学術研究活動、教育研究施設の拡充整備等に必要な援助を行い、もって我が国の教育、学術、文化の発展に寄与する ことを目的に設立された財団法人です。

 写真
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data07/tpc080312_1/tpc080312_1.htm
  京都大学教育研究支援財団のホームページ
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data07/tpc080312_1/tpc080312_1.htm
  総長の挨拶
  http://www.kyoto-u.ac.jp/uni_int/01_sou/080312_1.htm

○第1回 大阪大学・京都大学・神戸大学連携シンポジウム「ソフトウェア技術者教育:期待と国際的な潮流」を開催

  大阪大学、神戸大学及び京都大学の三大学が連携して、国際シンポジウムを開催しました。

 本シンポジウムは、卓越した研究者・技術者の人材育成に貢献し、関西の産業発展と地域活性化に寄与することを目的として、科学技術、文化、芸術等の振興に関する教育・研究事業を三大学が連携して行います。

 第1回目の本年度は大阪大学が幹事となり、「情報科学」分野を対象とし、特に高度なソフトウェア技術者育成に関するテーマを設定しました。
  会場となった大阪国際会議場には約320人の参加者でほぼ満席となり、最後のパネル討論のあとには、参加者から多くの質問や意見が出されました。

 本シンポジウムは、本年度から平成23年度までの5年間、実施する予定で、来年度の幹事は京都大学です。

 写真
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data07/tpc080227_2/tpc080227_2.htm

○京都発・食の日本創生に関する協定を締結

  京都の旬野菜を主役とした「京の食」の普及・啓発を目指して、京都大学大学院農学研究科と京都市が「京都発・食の日本創生に関する協定」を締結いたしました。
  当日は協定の締結式に引き続き、事業を推進するための「京の食創生プロジェクト会議」が開催され、事業目的、昨年実施のアンケート調査の概要説明、今後の取組について意見交換が行われました。

 詳細
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/080226_2.htm

○助成金等採択結果等

・稲盛財団「平成20年度稲盛財団研究助成金」(6件)

 稲盛財団の「平成20年度稲盛財団研究助成金」に自然科学系から40件、人文・社会科学系から10件の計50件が選ばれ、本学からは、6件の課題が採択されました。
  「稲盛財団研究助成金」は、国内の若手研究者を対象とした独創的で優れた研究活動を助成するものです。

 本学採択結果詳細
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data07/tpc080318_1/tpc080318_1.htm

・日本学術振興会「先端研究拠点事業」(生態学研究センター)

 このたび��林純示 生態学研究センター長を日本側コーディネーターとする研究交流プロジェクト「生物多様性を維持促進する生物間相互作用ネットワーク −ゲノムから生態系まで−」が独立行政法人日本学術振興会「先端研究拠点事業」の「拠点形成型」に採択されました。実施期間は平成20年4月1日から2年間の予定です。

 「先端研究拠点事業」は、我が国と複数の学術先進諸国の大学等学術研究機関との間に先端的分野における国際的な研究協力体制構築促進を目的とした事業です。実施方式は「拠点形成型」及びその発展型としての「国際戦略型」があります。

・日本学術振興会「アジア・アフリカ学術基盤形成事業」(産官学連携センター)

 産官学連携センター 木村 亮教授を日本側コーディネーターとする研究交流プロジェクト「東アフリカ農村部のインフラ整備における自立型技術の導入とその評価体系の構築」が、独立行政法人日本学術振興会「アジア・アフリカ学術基盤形成事業」に採択されました。実施期間は平成20年4月1日から3年間の予定です。

 「アジア・アフリカ学術基盤形成事業」は、アジア・アフリカ地域における諸課題の解決に資するため、我が国の研究機関が主導的役割を果たし、アジア・アフリカ諸国の研究拠点機関との持続的な協力関係を構築することにより、当該分野に関する中核的研究拠点の構築とともに若手研究者の育成を目指すものです。

◆ニュースリリース◆

○ポリフェノールを高機能化するプレニル化遺伝子の発見

 矢崎 一史 生存圏研究所教授らの研究グループは、ポリフェノールの抗腫瘍活性や抗菌活性などの生理活性を飛躍的に高めるプレニル化酵素の遺伝子を世界で初めて見いだすことに成功しました。これにより、将来的には安定な量のプレニル化ポリフェノールの供給が可能になると見込まれます
  この研究成果は、米国の「プラント・フィジオロジー(Plant Physiology)」 3月号に掲載されます。

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/080314_1.htm

○DASH(持続可能生存圏開拓診断) システムの設置

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/080314_2.htm


○意義ある教員免許更新制に−アンケート・聞き取り調査等を通じての一考察−

 佐藤 利幸 教育学研究科研究生(静岡県立浜北西高等学校教諭)は、2009年4月より導入されることとなった教員免許更新制について、政策立案者である文部科学省、免許管理者である教育委員会、講習開設者である大学、受講対象者の教員(高校教員に限定)、教員免許取得予定者の大学生に対して様々な角度からアンケート・聞き取り調査を実施し、更新制が形骸化せずに教員のやる気やモチベーションを高めるような意義あるシステムとして確立するために、特に免許状更新講習の在り方について考察し、研究成果としてまとめました。

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/080306_2.htm

○干潟の機能 〜そのしっぽをとらえた!〜

 農学研究科応用生物科学専攻の笠井 亮秀 准教授、豊原 治彦准教授らの研究グループは、河口域に生息するヤマトシジミが、陸上植物の細胞壁を構成する主成分であり、非常に分解されにくいセルロースを餌とするシロアリのものと非常によく似たセルラーゼ(セルロースを分解するための特別な酵素)を持っており、河口域で、森林におけるシロアリのような役目を果たしていることを明らかにしました。

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/080304_11.htm

○キラルデンドリマーアミン配位Gd錯体 −高感度MRI造影剤の開発 −

 近藤 輝幸 科学技術振興教授(京都大学大学院工学研究科物質エネルギー化学専攻)らの研究グループは、文部科学省科学技術振興調整費「京都大学・キヤノン協働研究プロジェクト―高次生体イメージング先端テクノハブ―」研究において、新しい高感度MRI造影剤の開発に成功しました。

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/080222_1.htm

◆イベントのお知らせ◆

○人文研アカデミー アントニオ・ネグリ講演「知識労働とプレカリアート」
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2008/080325_2.htm

○京都大学情報学研究科公開講座「知っていますか?ITの秘密」の開催
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2008/080329_1.htm

○「よみがえる京大サイクロトロン」 上映会

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2008/080326_1.htm

○高等教育研究開発推進センター・第14回大学教育研究フォーラム

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2008/080327_1.htm

○京都大学情報学研究科公開講座「知っていますか?ITの秘密」の開催

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2008/080329_1.htm

○ 霊長類研究所 オープンキャンパス・大学院ガイダンス

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2008/080404_1.htm

○原子炉実験所一般公開

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2008/080405_1.htm

○第20回インクルーシブデザインワークショップ

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2008/080419_1.htm

○第1回京都大学地球環境フォーラム ―低炭素社会を目指して―

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2008/080419_2.htm

 >>その他のイベント情報はこちらをご覧ください。
   http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/event.htm

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