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  京都大学メールマガジン Vol.13
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   目次:
   ◆南極観測50周年  尾池和夫
   ◆お知らせ
   ◆トピックス
   ◆ニュースリリース
   ◆イベントのお知らせ
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◆南極観測50周年 尾池和夫

 今年は地球科学の分野で記念すべき年である。今年、2007(平成19)年1月23日に、南極地域観測事業開始50周年の記念切手が発行された。この日は、湯川秀樹博士の誕生日で、京都大学でも生誕百年を祝った。記念切手は、80円郵便切手の10種1シートと、セットでシール式80円郵便切手10枚と大型ポストカード5枚でケース入りセット価格1,000円のものが同時に出た。雪上車、コウテイペンギン、アデリーペンギン、初代南極観測船「宗谷」と犬ぞり、樺太犬「タロ」、「ジロ」などが描かれている。
  やはり1月に、記念の500円ニッケル黄銅貨幣の発行もあった。表面に宗谷とタロ、ジロ、裏面には南極大陸とオーロラが描かれている。南極大陸には4つの星で、昭和基地、みずほ、あすか、ドームふじの基地が星印で示されている。発行枚数は660万枚だという。
  科学博物館では、昨年、2006(平成18)年7月15日から9月3日まで、「ふしぎ大陸南極展2006」を開いていた。「今までに蓄積された観測の成果、南極および地球環境問題の知識を広く普及し、理解を促進することを目的にして」開かれたが、9月1日には入館者が20万人を突破したという知らせがあった。

 日本学術会議は、「南極地域観測の継続と充実について」という要望を、2003(平成15)年9月18日に出した。「政府は、南極地域観測が、政府全体として継続的に取り組むべき、特に重要な国家プロジェクトであることを再認識して、観測船等の輸送手段の整備をはじめ、その継続と充実を実現するために必要な措置を、積極的かつ計画的に講ずるよう要望する」という主文である。
  南極観測50周年を記念する行事がいろいろの形で行われているが、日本学術会議近畿地区会議は、講演会「南極:探検、観測、そしてこれから」を開催した。2007年6月30日(土曜日)の13時から17時30分まで、京都大学百周年時計台記念館の百周年記念ホールで開かれ、たくさんの人たちが熱心に話を聞いた。私もスライドを使って長めの開会の挨拶をさせていただいた。
  南極観測に参加された方たちがたくさん集まってきた。講演会の続きに、夕方からは南極へ行った方たちを中心に懇親会が開かれて、実に楽しそうに南極への思いを話しておられた。
  講演会の趣旨には、「昭和基地が開設されてから50年、アムンゼンとスコットが南極点に到達してから96年、大陸発見から数えると187年になります。その間に南極とのかかわりも大きく変わってきました。最初はもっぱら探検と国威の発揚が目的で、次第に知的探検、国際学術観測に移り、現在では地球上でもっとも汚れの少ない大陸として、そして、ビザなしでも誰もが行ける地上唯一の場所として、あらたな役割も生まれてきております。今回、日本の南極観測50周年を期に、南極を考える講演会を企画いたしました」と書かれていた。
  第1次と第3次の越冬隊員だった北村泰一さんは、「だから今日の日本の南極がある」という題で熱のこもった講演を行った。与えられた時間ではとうてい語りきれない豊富な内容で、いずれ本を出版したいと締めくくられた。
  北村泰一さんは犬の世話を担当した。その記録を描いた「南極物語」の撮影が、昔、地球物理学教室で行われたときには、北沢慶子(越智の婚約者)を演じる夏目雅子さんが来られて、会議を抜け出して撮影を見学したこともあった。

 昨年来、何回か機会をいただいて、私も南極観測のことを思い出して書いた。雑誌や新聞などからの再掲も含めて以下にもう一度まとめておきたい。
  日本の南極観測の最初は、1956(昭和31)年に第1次隊が砕氷船「宗谷」で出発し、1957(昭和32)年、オングル島に昭和基地を建設した。地球物理、気象の観測と調査を開始したが、「宋谷」は氷に閉じこめられてしまって、オビ号に救出してもらわなければならなかった。
  大変だったが、随伴していた海鷹丸も周辺の海洋調査を実施したりして、南極地域の本格的な観測が開始された記念すべき年となった。南極大陸でも大地が直接顔を出すことのある昭和基地が、それ以来日本の南極観測の重要な基地となって発展した。私も長い間、極地研究所の専門委員として極地観測の計画に参加させてもらった。
  続いて、1957年に出た第2次隊は、「宗谷」が接岸できなくなって越冬を断念することになった。そのとき犬たちが基地に置き去りになってしまったが、1958(昭和33)年に出た第3次隊によってタロとジロの生存が確認され、昭和基地が再開された。その頃には私も理学を志す学生で、地球物理学にも興味を持ち始めていた。タロとジロが生きていたというその報告を聞いて、私の日記にもそのことが書いてある。
  このときからヘリコプターによる空輸方式が採用された。1959(昭和34)年に出発した第4次隊は、やまと山脈を初めて調査した。昭和基地で福島紳隊員が遭難して亡くなるという痛ましい出来事があった。
  京都大学では11月祭と呼ぶ学園祭が毎年開催されるが、私たちは3回生のときに、地球物理学科の全員で「南極展」を開催することにして、地球物理学の先輩で昭和基地に行った北村さんと江頭さんに頼んで、資料をたくさん貸してもらって用意した。パネルの制作を大学の近くの写真店に頼みに行って写真を見せたら、ご主人が「福島さんですね。一所懸命、いいパネルを作らせてもらいます」と、緊張して言われたのが忘れられない。
  南極観測には京都大学からたくさんの隊員が参加した。最初の越冬隊長をつとめた西堀栄三郎さんも、設営を担当した北村泰一さんも、亡くなった福島紳さんも、京都大学理学部の先輩たちである。
  毎年多くの成果を蓄積しながら、南極観測の昭和基地は整備されてきた。1995(平成7)年、第37次隊が、ドームふじ観測拠点で、2,500メートルの深さまで氷床を掘削することに成功した。また、ドームふじでは、この年、摂氏マイナス79.7度という観測値を記録した。第48次南極地域観測隊は、2007(平成19)年1月26日、深さ3035.22メートルでドームふじでの掘削を終了した。岩盤には到達できなかったが、岩盤の一部とみられる数ミリの砂粒と岩盤の熱で溶けた水を採取したという。
  1997(平成9)年の第39次隊では、日本の南極観測史上記念すべきことがあった。女性隊員が2人、初めて越冬隊員として参加したことである。そのうちの1人、東野陽子さんは、私たちの研究室の大学院生であった。そのときの越冬隊員は40名、隊長は極地研究所の渋谷和雄教授、そのほか電離層、気象、宙空系、地学系、機械、通信、調理、医療、環境保全、設営一般という役割分担であり、その中の宙空系に、東北大学大学院の坂野井和代さんが、そして地学系に京都大学大学院理学研究科の東野陽子さんが参加したのである。
  女性が参加するためには、大方針に関する議論だけでなく、風呂やトイレなどを初めとする生活のための設営にも、何年もの準備期間が必要であった。
「やっと女性用のトイレも準備できて、女性が参加できるようになりました」
  私は理学研究科長としてこのことを教授会で誇らしく説明したが、その直後、理学研究科の女性教員から質問を受けた。
「京都大学の天文台に、女性専用のトイレがないことを知っていますか」
  研究者の世界の男女共同参画社会の実現が、いかにたいへんなことであるかということを、このときからずっと考えてきた。今、京都大学にも、ようやく女性研究者支援センターを置き、今年やっと病児保育室を附属病院に開設した。
  昭和基地では、2005(平成17)年から2008(平成20)年の4年間で、基地から残置廃棄物をすべてなくす計画である。持ち帰りが完了した次の年からは、発生した廃棄物は廃棄物倉庫に保管して飛散を防ぎ、毎年すべて持ち帰って基地には残さない方針となっている。
「このような計画の意味を理解し、地球環境を皆で考え、もっとも大規模に環境破壊を進める戦争をなくすためにはどうすればいいかを、私たちはよく考えていかなければなりません」
  今年の入学式の式辞で、私は学部の入学生に南極観測のことを話して、このようにメッセージを送った。

◆お知らせ◆

○オープンキャンパス

 今年度の参加申し込み受付は6月19日午後5時で終了いたしましたが、全国からたくさんのお申し込みを頂戴し有難うございました。

・抽選実施
  各学部・学科(工学部工業化学科を除く)説明会は定員を大幅に上回るお申し込みを頂戴しました。
  以下の学部・学科については、抽選により参加者を決定させていただきました。ご了承願います。

  文学部・理学部・医学部医学科・薬学部・
   工学部建築学科・工学部物理工学科・工学部電気電子工学科・工学部情報学科

・「申し込み状況」(最終)
  http://www.kyoto-u.ac.jp/nyugaku/03_open/2007/open2007_6.htm

・参加証等の発送について
  7月10日火曜日に、参加申し込みをしていただいた皆様へのオープンキャンパスについての案内・参加証・見学施設の入場許可証・資料引換券等を発送いたしました。

 個人申し込みの方は個人宛に、団体申し込みの方は高校等へ発送いたしました。
  7月17日火曜日を経過しても、到着しない場合は、以下にお問い合わせください。

 京都大学学生部入試企画課(電話075-753-2523,2524)

○湯川記念室一時閉鎖のお知らせ

 湯川記念館耐震改修工事に伴い、下記の期間、湯川記念館1階にあります湯川記念室を閉鎖いたします。
  閉鎖期間中の見学はできませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 <閉鎖期間>
  平成19年7月9日(月曜日)〜 平成20年3月31日(月曜日)(予定)

◆トピックス◆

○第46回全国七大学体育大会の開会式を開催

 時計台記念館にて第46回全国七大学総合体育大会開会式が開催され、7大学が参加して行われました。

 開会式では尾池 和夫総長、吉田 治典体育会会長が全国七大学の総長を迎え挨拶を行いました。続いて、日下 宗之 第46回全国七大学総合体育大会実行委員長、澤田 政嘉 体育会幹事長が体育会を代表し挨拶しました。その後、谷口 真穂 女子ラクロス部主将による力強い選手宣誓がありました。最後に応援団による演舞が披露され、大会の火ぶたがきられました。今年の大会は京都大学が主管校であり、京都大学の優勝への期待が大いに高まっています。
  また、開会式の後、レセプションが引き続き開催され、東山 紘久副学長乾杯のもと舞妓さんも迎え、盛大に催されました。

 写真
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data07/tpc070707_1/tpc070707_1.htm

 競技日程や戦績など、七大戦の詳細については七大戦公式Webサイトにてご確認いただけます。
  http://www.7-u.jp/

○世界初!熱帯雨林の環境音を再現〜総合博物館ジオラマ”ランビルの森”〜

 総合博物館では、今日から常設展示”ランビルの森”のジオラマに、熱帯雨林の音環境を高い忠実度で再現するシステムを導入しました。総合博物館創立十周年を期に、長尾 真 前総長・国会図書館長が音響装置を寄贈、システムの監修・音響設計などは、文明科学研究所所長・財団法人国際科学振興財団理事・主席研究員の大橋 力氏によるものです。音源も北山 兼弘 生態学研究センター教授らの協力を得て、大橋氏が現地で収録したものを無償で提供していただきました。
  人間には聞こえない150kHzを超える豊富な高周波成分を含んでいるボルネオの熱帯雨林環境音を忠実に再現し、サイチョウやテナガザル、世界最大のテイオウゼミなどの鳴き声のほか、迫力ある雷鳴やスコールなど臨場感のある音が再現されています。
  音響装置のお披露目の後には、記念のワークショップも開催され、集まった約100名の参加者は、興味深い話に熱心に聞き入っていました。

 写真
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data07/tpc070708_1/tpc070708_1.htm

 総合博物館のホームページ
  http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/indexj.html

○宇治のグランドを芝生に!〜京都大学ラグビー部の取り組み

 宇治グランドでは、同グランドを専用に使用しているラグビー部と同部のOBらによる芝生化計画が進行中です。
  宇治グランドは、誕生して約40年。長年の使用により、一度雨が降ると全体に水溜りができ、しばらくは泥田のような状態が続く一方、乾燥すると砂塵が舞い、密集でのボール争奪では息もできない状態になっていました。そんな中、同グランドが2007年度の近畿国立大学ラグビー大会の会場に決まり、大学で5センチ程度の盛土が行われたことを期に、ラグビー部OBを中心とした募金活動を基に宇治グラウンド芝生化の事業が立ち上がりました。

 植えられる芝は、人工芝が主流である中、天然芝が選ばれました。環境にやさしく、しかも大学やOBのバックアップを受けて現役部員らが自分たちの手で管理することで、チーム力の向上も目指します。

 6月24日には、雨の中、現役部員・OB、医学部ラグビー部、少年ラグビーなどの有志が芝生の植え付けを行い、本格的なシーズンとなる9月末には、使用できるようになります。

 写真
  http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data07/tpc070704_1/tpc070704_1.htm

○京都大学産官学連携本部・産官学連携センターの設立について

 京都大学は、平成17年度に産官学連携・知的財産推進の全学的な組織として国際イノベーション機構を設置して、国際融合創造センター等との連携のもとで、産官学連携、知的財産、ベンチャー支援等に関する推進支援活動を実施してきました。
  これまでの活動をふまえるとともに学内外の声を参考に、本学における産官学連携のより一層の活性化と本学の研究活動から生み出された知的財産の効果的・効率的な活用などを図るため、学内外に対して透明性と説明責任を明確にし、一元化された体制のもと柔軟かつ実効的な組織にすべく、その最適な推進体制について学内で検討を重ねてきました。
  このたび、国際イノベーション機構を廃止するとともに国際融合創造センターの組織・機能を発展的に再構築し、7月1日付けで産官学連携本部(本部長:松本 紘 研究・財務担当理事、副学長)を新たに設置することとしました。その統括のもと産官学連携センター(センター長:牧野 圭祐 教授)が産官学連携の推進、知的財産の確保と活用、ベンチャーの育成・支援等の全学的な推進支援業務を行う組織として新体制に移行致します。

 産官学連携本部・産官学連携センター 概要
  http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070628_12.htm

 産官学連携本部ホームページ
  http://www.saci.kyoto-u.ac.jp/

○京都大学における監事監査の取組みが、私学事業団の大学経営強化調査研究の報告書に掲載されました

 日本私立学校振興・共済事業団が実施した大学経営強化調査研究の報告書「大学経営強化の事例集〜大学経営を成功に導くために〜」の中で、京都大学における監事監査の取組みが事例として掲載されています。

 「大学経営強化の事例集」は、平成18年度文部科学省の委託事業として、日本私立学校振興・共済事業団が全国の国公立私立大学・短期大学に対して、経営基盤強化に向けた成功事例等を調査しその結果を取りまとめたものです。
  京都大学の監事監査の事例は、第1章組織体制の強化 第4節監査制度の充実の中に掲載されています。以下の大学別一覧の中から【京都大学】をご覧下さい。

 日本私立学校振興・共済事業団ホームページ「大学経営強化の事例集」のページ
  http://www.shigaku.go.jp/kyouka_jirei.htm

 「大学経営強化の事例集」大学別一覧のページ
  http://www.shigaku.go.jp/kyouka_jirei_daigakubetsu.htm

 京都大学「監事監査」のページ
  http://www.kyoto-u.ac.jp/uni_int/01_unei/kanji.htm

○第9回京都大学国際シンポジウム「人間の安全保障のための地球環境学」を開催

 http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200706291614215461

○「京都大学吉田泉殿」オープニングセレモニーを実施

 http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200706291553425759

○助成金等採択結果

・文部科学省「橋渡し研究支援推進プログラム」において、本学が実施機関のひとつに選ばれました

 http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200707031332282243

・国土交通省 建設技術研究開発助成制度「基礎・応用研究開発公募」及び「実用化研究開発公募」において本学から6件の課題が採択されました

 http://www.kyoto-u.ac.jp/cgi_build/back_number/2007.htm#200706281108174403

◆ニュースリリース◆

○免疫反応を調節するT細胞の特異的マーカーの発見

 坂口 志文再生医科学研究所教授らの研究グループは、免疫反応を調節する制御性T細胞の新規分子マーカーを発見し、この分子マーカーを用いることにより種々の免疫をコントロールできることを示しました。この研究は自己免疫・アレルギー疾患の治療や、臓器移植における免疫抑制、腫瘍に対する免疫反応の活性化によるがん治療などにおいて、制御性T細胞を操作する新しい治療法の有効性・可能性を示すものです。

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070706_21.htm

○水素を発生させる酵素を作り上げるタンパク質群の立体構造の解明

 三木 邦夫理学研究科教授らの研究グループは、今中 忠行工学研究科教授らの研究グループおよび理化学研究所播磨研究所との共同研究で、水素酸化還元酵素である[NiFe]ヒドロゲナーゼを生体内で作り上げる成熟化因子のタンパク質群の立体構造の決定に世界で初めて成功しました。

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070706_1.htm

○小胞体Ca2+(カルシウムイオン)放出に不可欠なTRICチャネルの発見

 竹島 浩薬学研究科教授らの国際共同研究グループは、動物細胞の小胞体膜や核膜に分布するTRICチャネルを発見しました。

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070705_1.htm

○短周期リズムを示す遺伝子群の解明

 影山龍一郎・ウイルス研究所増殖制御学研究分野教授らのグループは、細胞内でその発現量を周期的に増減させる新たな振動(オシレーション)分子を同定し、そのメカニズムを明らかにしました。これによって、様々な生命活動が遺伝子発現の振動(オシレーション)によってリズミックに制御されている可能性が示唆され、生体内での遺伝子発現の新たな一側面が明らかになったと考えられます。

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070626_1.htm

○京大とアステラス製薬の連携による我が国初の長期・大型創薬医学融合拠点について

 京都大学は、このたび文科省科学技術振興調整費による「先端融合領域イノベーション創出拠点の形成」プログラムに採択されたことを受け、アステラス製薬と共同で、最先端の基礎免疫学研究の成果と創薬技術の融合による次世代の革新的免疫制御薬の創出をめざす本格的な創薬医学融合拠点を始動することになりました。京大アステラス融合ラボを京大医学部構内に設置して、京大学内研究者チーム、国際公募による若手研究者チーム、アステラス製薬研究者チームが集結し、免疫創薬をめざして協働研究を推進します。

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070628_3.htm

◆イベントのお知らせ◆

○企画展

・京都大学大学文書館
  第5回企画展「京大のアーカイヴズ−文書(ぶんしょ)がひらく世界−」

 大学文書館には、京大創立以来の膨大な文書があります。
  それらの文書は、時を超えて、われわれに多くのことを教えてくれます。
  本展示を通して、アーカイヴズがひらく豊かな世界をお楽しみください。

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/buhin/070902_1.htm

・びっくり!エコスポ!2007 at 京大サロン

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/buhin/070831_1.htm

○京都大学ジュニアキャンパス2007
  はてな探求デパートはこちら
  −好奇心と問いを持ったあなたを伸ばす場所、それが京都大学です−

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070930_11.htm

○写真展
  京都大学大学院生命科学研究科生命文化学研究室 Presents
  「小さな写真展」−その形を見る II−

 「科学を楽しむ」とはどういうことなのでしょうか。例えば「音楽を楽しむ」ということは、作曲家や演奏家、さらには曲が作られた背景や歴史についての知識を得ることではなく、まず聴いて楽しむことでしょう。同様に、科学においても説明や知識、理解よりもまず科学自体を楽しむことが大切ではないかと私たちは考えています。科学の原点でもある「見る」ということから、科学を楽しむきっかけを作ることができるのではないか。そういう考えをもとに、今回私たちは走査電子顕微鏡写真の写真展を企画しました。本企画では、研究者が撮影した走査電子顕微鏡写真とグラフィックデザイナーの手による走査電子顕微鏡写真とを展示し、科学との魅力的な出会いの場のひとつとして提案したいと思います。

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/buhin/070902_2.htm

○平成19年度 受験生のための工学部オープンセミナー(高校生向けイベント)

 http://www-s.kogaku.kyoto-u.ac.jp/event/senior_high_school/senior_high_school-2.19.htm

○京都大学再生医科学研究所第2回公開講演会

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070728_1.htm

○第10回高校生のための化学 −化学の最前線を聞く・見る・楽しむ会−

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070728_3.htm

○京都大学放射性同位元素総合センター体験授業「放射線って何だろう?」

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070803_1.htm

○第15回 こころの未来セミナー

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070802_2.htm

○平成19年度 公開講座 人と工学のつながり

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070804_1.htm

○生態研ジュニアアドベンチャー2007 「虫こぶの不思議大研究!!」

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070811_1.htm

○金融教育共同研究プロジェクト
  公開講座(京都)/教育現場でしましょう お金のはなし 「これからの金融教育」

 http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2007/070820_1.htm

 >>その他のイベント情報はこちらをご覧ください。
   http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/event.htm

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