【オンライン開催のみ】第250回アフリカ地域研究会「セネガルにおける高等教育の現場とイスラーム：イスラーム知識人から学生信者まで」

　西アフリカにおいて、イスラーム、高等教育、政治とは密接に関わりあってきました。11世紀より点在したコーラン学校、植民地時代に作られたマドラサ、スーフィ教団の教育施設、アラブ地域からの支援を得たイスラーム学校等多様な機関が政治との関わりの中で変容を遂げてきました。また設立当初は宗教色が皆無だった大学キャンパス内にも80年代からムスリム団体が活動を展開し始めています。

　本講演では、セネガルの高等教育の現場におけるイスラーム発展の経緯について明らかにすると同時に、学生たちの宗教実践について現代社会との繋がりから考察します。