教職員に対する懲戒処分について(2021年7月20日)

公開日

 本学は、以下の事案について、本学人事審査委員会の審議を踏まえて、国立大学法人京都大学教職員就業規則に基づき、医学部附属病院掛長(40歳代、男性)に対して懲戒処分を行いました。
 当該職員は、2019年12月から2021年3月までの間、通勤手当を不正に受給し、かつ、病院構内に入構する際に発券される駐車券を無料化する機械を不正に利用していました。それぞれの概要は以下のとおりです。

(1)通勤手当について

 当該職員は、通勤にあたり公共交通機関である電車やバスを利用するとして届出を行い、これに基づいた通勤手当を受給していたところ、2019年12月から自家用車による通勤方法に変更したが、通勤方法を変更したことの届出を行わず、また、自家用車に変更した後の手当に係る現況確認においても、公共交通機関を利用することとした通勤方法に変更がない旨の虚偽の申告を行い、自家用車による通勤方法により算定されるべき金額に比して過大な金額の通勤手当を不正に受給し続けた。これにより、当該職員が不正に受給した総額は、42,405 円にのぼる。

(2)駐車料金について

 当該職員は、上記のとおり、2019年12月から公共交通機関から自家用車による通勤に切り替えた日以降、医学部附属病院の管理する駐車場に通勤に使用した自家用車を駐車したうえで、帰宅前に駐車券を無料化する機械を不正に操作することにより、自身の駐車料金を無料化した。これにより当該職員が大学に与えた損害は、総額80,000円にのぼる。
また、当該職員が掛長を務める掛は、当該駐車場の駐車券を無料化する処理を管理担当しており、駐車券の適切な管理を行うべき立場である当該職員が、その職権を濫用し、1年以上にわたって不正利用していたものである。

 

 このような事態が発生したことは誠に遺憾であり、今後、再発防止に努めるとともに、教職員の不適切な行為に対しては引き続き厳正に対処していきます。

処分の量定

 減給(平均賃金の1日分の半額)

処分の理由

 上記の行為は、国立大学法人京都大学教職員就業規則第32条(誠実義務)「教職員は、職務上の責任を自覚し、誠実にかつ公正に職務を遂行するとともに、大学の発展に努めなければならない。」に違反するとともに、同規則第36条各号に掲げる禁止行為の第4号「職務や地位を私的利益のために用いること」に該当し、同規則第48条の2に掲げる懲戒の事由の第1号「この規則によって遵守すべき事項に違反した場合」及び第2号「故意又は重大な過失により大学に損害を与えた場合」に該当する。かかる懲戒の事由について、国立大学法人京都大学教職員懲戒規程第3条に掲げる規律違反行為の態様及び結果、規律違反行為を行った教職員の職責、他の教職員及び社会に与える影響、並びにその他の事情を考慮したうえで、同規則第48条第2号に規定する減給の量定としたものです。

処分日

 令和3年7月20日(火)