文学研究科がフランス国立社会科学高等研究院とダブル・ディグリープログラム(コチュテル型)を開始しました。

公開日

文学研究科は、フランス国立社会科学高等研究院(L'École des hautes études en sciences sociales, EHESS)とのダブル・ディグリープログラム(コチュテル型)を 2020年4月より 開始しました。同プログラムは本学が海外の大学と設置したダブル・ディグリープログラム(コチュテル型)の3例目にあたり、文系分野では初の設置となります。

EHESS は人文社会科学領域の国際的に著名な研究機関であり、同分野では欧州最大規模である博士課程約2000名を擁する大学院を有しています。本学は2015年にEHESSと大学間学術交流協定を締結しており、社会学、経済学、法学、アジア研究、アフリカ地域研究など様々な分野での学術交流が行われています。

本プログラムでは、学生は双方の大学院博士課程に正規学生として所属し、プログラム履修期間中に日本およびフランスにて研究に従事し、双方の教員による共同指導を受けます。博士論文を提出し、合同審査に合格の後、双方の学位規程に則って必要な手順を踏むことにより、2つの学位を取得できます。

本学は人文社会科学分野の学生・若手研究者の国際流動性の促進に力を入れており、本プログラムを実施することにより、学生は双方の機関の資源を活用し、より高度な研究を行うことが可能となります。また、国際的な研究環境で経験を積むことにより博士課程修了後の活躍の機会を広げることにもつながります。共同指導のための協力を通じて、両機関の研究者どうしの交流をさらに促進することも期待されます。

関連リンク