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コロナ禍で困窮する学生へのご支援のお願い


2020年10月07日

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京都大学を支えてくださる皆様へ

 日頃より、京都大学にご支援いただき、ありがとうございます。

 さて、新型コロナウイルスの感染拡大により、京都大学も大きな影響を受けることとなりました。学生諸君は、4月からの半年間、オンライン授業中心のために教員との直接的な対話ができず、また課外活動などに参加できないことで豊かな友人関係を築くこともままならず、大きな不安を抱えることとなりました。

 10月からは対面授業をようやく再開することができましたが、感染拡大防止の観点から、一部の科目に限定せざるを得ず、また、その場合でもオンライン方式を併用しています。このような授業方法は、本来、大学が予定していなかったことから、実施体制を整備するために新規に機器を購入し、また、補助のアルバイトを雇用するなど、多額の出費を余儀なくされることとなりました。さらに、学生に対してはモバイルルータを無償貸与する必要も生じました。

 また、学生の中には、学資負担者の家計状況が悪化したために、経済的に困窮している者もおり、今後、退学を余儀なくされる者が出てくるのではないかと危惧しています。政府・文部科学省は、「学びの継続」のための『学生支援緊急給付金』など学生への経済支援を実施していますが、京都大学はこれに加えて、臨時の給付型奨学金の創設や授業料免除の拡大を行い、すべての学生が学業を継続できるように配慮しています。

 以上に述べた取り組みを、京都大学では「緊急学生支援プラン」として実施していますが、その所要額は今年度だけで総額10億円規模となる見込みです。その費用をまかなうため、政府補正予算による学生支援資金や通常の学内予算・基金の柔軟な活用を検討していますが、それらだけで所要額をまかなうことは到底不可能です。この取り組みを実施するには、日頃より京都大学を支えていただいている皆様からのご支援がどうしても必要になると考え、ここにご支援のお願いをさせていただくことにしました。

 本学では、日頃より、意欲と能力のある学生が経済的理由で修学・進学を断念することなく、希望する教育を受けられるようにすることを目的として「京都大学修学支援基金」を設置しております。今回の「緊急学生支援プラン」のためのご寄付も、この基金を窓口とさせていただいております。

 京都大学の学生がコロナ禍による経済的な理由により修学を断念するようなことはわが国のみならず世界にとって大きな損失となり禍根を残すこととなります。将来を担う優れた人材の芽を摘まないために、皆様のさらなるご協力をお願いする次第です。温かいご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

2020年10月
京都大学総長
湊 長博

問い合わせ

  • 趣旨に関すること
    教育推進・学生支援部学生課奨学掛
    Tel: 075-753-2536
  • 基金に関すること
    京都大学基金事務局
    Tel: 075-753-2210

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