湯川秀樹・朝永振一郎博士 生誕百年記念事業
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京都大学湯川記念館史料室蔵
事業案内

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湯川・朝永奨励賞

趣旨
 湯川秀樹博士と朝永振一郎博士は、第三高等学校と京都大学において同級生として共に学び、全く新しい学問領域に果敢に挑戦して見事に新しい分野を切り拓き、日本人として最初と二番目のノーベル賞受賞者となった。
 また、両博士は、戦後の我が国の科学復興に多大な貢献をするとともに、核兵器と戦争の廃絶を訴え、国際的な平和活動にも積極的に貢献した。さらに、書、和歌、随筆、啓蒙書や対談など広範な文化活動においても計り知れない貢献をされた。
 こうした両博士の見事な生き方と偉業を長く記念し、その思想や果敢な挑戦の精神が若い世代に引き継がれ、我が国の学問・文化のさらなる発展に寄与することを願って、両博士の生誕百周年を機に、両博士を育んだ京都大学の自由で闊達な学問風土を愛する多くの方々からの寄金に基づき、湯川・朝永奨励賞を創設する。


名称 和文名 湯川・朝永奨励賞
英文名 The Yukawa-Tomonaga Memorial Prize
授賞分野・対象 人文・社会科学及び自然科学の全分野における独創的な研究者を対象とし、毎年2件以内(1件3名以内)を授賞する。
受賞資格 研究機関に所属する40歳以下の研究者とする。
顕彰 受賞者には、湯川・朝永奨励賞(賞状及び楯)と副賞(50万円)を授与する。
選考 京都大学又はこれに関係する研究機関等に所属する有識者からの推薦に基づき、湯川・朝永奨励賞審査委員会が審査選考し、その審査選考の結果を踏まえて湯川・朝永奨励賞委員会が受賞者を決定する。

推薦は、候補者の氏名・年齢・所属機関、履歴、授賞の対象となる主な研究業績とその概要(説明)を記した書面、推薦理由書その他必要な書面等を付して行うものとする。
湯川・朝永奨励賞委員会は学内外の有識者相当数により構成し、同委員会の下に、京都大学の専任教員15名程度で構成する湯川・朝永奨励賞審査委員会を設置する。
授賞 授賞は、湯川・朝永奨励賞委員会の決定に基づき、京都大学が行う。