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名誉教授懇談会 挨拶 (2006年12月3日)

尾池 和夫

前回の名誉教授懇談会は6月16日に行われましたが、それから半年ほどになります。皆さまのお元気なお顔を拝見できて、大変うれしく思います。また、佐和 隆光名誉教授の『21世紀の科学技術と社会』、および木村 雅昭名誉教授の『「帝国」支配のかたち-現代アメリカと大英帝国-』のご講話を拝聴して、いい学習をさせていただきました。ありがとうございました。

前回の時にご報告申しあげましたが、早稲田大学との交流協定を結んだ記念に、両大学の協力で「ホワイトナイル」というビールを発売したのですが、それがお陰様でたいへんよく売れておりまして、年間目標3万本というので発売したのが、2006年度上半期(4月~9月)の販売実績で、両大学の関係レストラン、ショップおよび黄桜直営店の合計で、44177本に達しました。今日もぜひそれで乾杯してほしいと思っております。

ニュースリリース「「ホワイトナイル」の販売実績とエンマー小麦の収穫状況について」

これも前回申しあげましたが、今年から来年は、湯川・朝永両博士の生誕100年を記念する年として、さまざまの行事を行っていますが、10月4日より、「湯川秀樹・朝永振一郎生誕百年記念展-素粒子の世界を拓く-」を京都大学総合博物館で開催しています。ぜひご覧頂きたく、また宣伝して戴きたく存じます。

この半年ほどの間にも、多くの記念すべきことがありました。一部をご紹介しますと、6月26日に、本庶 佑 客員教授が総合科学技術会議議員に選出されました。京都大学からは、平成13年1月に井村 裕夫 元総長が選出されて以来、お二人目であります。

また、9月14日には、ガウス賞が伊藤 清名誉教授に伝達されました。これは数学の応用に対して授賞される最高の賞で、数学における唯一の世界的学術機関であるIMUがこの賞を設定して最初の授賞となったものです。

トピックス「ガウス賞が伊藤 清博士に伝達されました」

法人化して、第1期中期計画の半ばになりましたが、京都大学の懸案事項も着々と進んでいます。10月2日には、京都大学女性研究者支援センター(外部リンク)を設立しました。文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成プログラム」の支援を受けて、京都府・京都市・関連NPO法人等の地域との連携を図りつつ、女性研究者を支援する仕組みです。

トピックス「「京都大学女性研究者支援センター」設立」

京都大学同窓会もやっと発足しました。9月30日には、京都大学愛媛同窓会が設立されました。この記念の会には、愛媛県に在住される同窓生120名が出席されました。このときは北 徹 理事にメタボリックシンドロームについての話をして戴きました。

トピックス「京都大学愛媛同窓会設立のお知らせ」

続いて、11月3日には、ホームカミングデイを開催し、秋晴れのなか、時計台記念館において、京都大学同窓会設立総会が開催されました。松沢 哲郎霊長類研究所長の「チンパンジーの親子と文化」と題する記念講演が行われ、京都大学が誇るフィールド研究の一端が紹介されました。

トピックス「京都大学同窓会設立・ホームカミングデイを開催」

今、ちょうどギニアでは霊長類研究所などによる国際シンポジウム 「アフリカ大型類人猿の研究と保全」が行われ、また、バンコクでは京都大学主催の国際シンポジウム「地球社会の調和ある共存にむけて」を開催したところです。

このようにさまざまの活動が行われている中で、はや第1期中期計画の暫定評価をどのように実施するかという議論も行われております。この暫定評価が第2期中期計画に大きく影響していくことになると思いますので、皆様方もぜひその国立大学法人評価の議論にご注目下さって、日本の文化を守るという観点から京都大学の将来にご支援を賜りたく存じます。

本日は多くのご出席を賜り、ありがとうございました。

トピックス「名誉教授懇談会を開催」