中村和弘 学際融合教育研究推進センター・生命科学系キャリアパス形成ユニット講師のBowditch賞受賞が決定しました。(2013年10月31日)

中村和弘 学際融合教育研究推進センター・生命科学系キャリアパス形成ユニット講師のBowditch賞受賞が決定しました。(2013年10月31日)


中村講師

 中村和弘 学際融合教育研究推進センター・生命科学系キャリアパス形成ユニット講師(科学技術振興機構さきがけ研究者兼任)が米国生理学会(The American Physiological Society)から2014 Henry Pickering Bowditch Award(Bowditch賞)を受賞することが決定しました。日本人として初の受賞です。

 Bowditch賞は同学会最高の賞の一つであり、学会員からの他薦によって1956年から毎年一名ずつ、42歳未満の卓越した生理学研究者を選び、授与している歴史ある賞です。これまでに、視覚の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞したDavid H. Hubel 博士や、蛍光蛋白質の発見で下村脩 博士らともにノーベル化学賞を受賞したRoger Y. Tsien 博士など、数々の著名な生理学者が受賞してきました。

 今回、中村講師がBowditch賞を受賞することとなったのは、体温の調節と発熱をつかさどる脳内の基本的な神経回路を解明した業績によるものです。授賞式は、2014年4月26日~30日に米国・サンディエゴで開催される同学会の年会Experimental Biology 2014にて行われ、中村講師は受賞記念講演を行います。