セクション

京都大学春秋講義

  春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的財産について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988年(昭和63)年秋から月曜日と水曜日に開講しています。月曜講義はメインテーマをもうけ、水曜講義は講師それぞれが、時宜を得たテーマについて講義を行います。

平成23年度 春季講義

月曜講義(吉田キャンパス)

メインテーマ: 「おもて」
時間: 18時30分~20時00分(開場18時00分)
定員: 500名(各講義とも当日先着順)
会場: 京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール
(京都市左京区吉田本町)
4月11日(月曜日) 立木秀樹 准教授(人間・環境学研究科)
  イマジナリーキューブのおもてとうら
4月18日(月曜日) 佐藤義之 教授(人間・環境学研究科)
  レヴィナスの「顔」-倫理と他者の現れ
4月25日(月曜日) 金文京 教授(人文科学研究所)
  東アジアの表と裏

※東京オフィスにおいて4月11日と4月25日の月曜講義を同時中継(要申し込み)します。詳細は以下のページをご参照ください。
平成23年度春秋講義(春季)の東京オフィス同時中継のご案内

水曜講義(桂キャンパス)

時間: 18時30分~20時00分(開場18時00分)
定員: 500名(各講義とも当日先着順)
会場: 京都大学桂キャンパス 船井哲良記念講堂
(京都市西京区京都大学桂)
5月11日(水曜日) 渡邉尚 名誉教授
  日本・東アジアとヨーロッパ-人口問題から考える
5月18日(水曜日) 翁 邦雄 教授 (公共政策大学院)
  資産価格バブルについて
5月25日(水曜日) 植田 和弘 教授(地球環境学堂)
  地球温暖化防止の環境経済戦略

※月曜講義と水曜講義の会場が異なります。お間違いのないようご注意ください。

共通事項

受講料: 無料
申し込み: 不要(各講義とも先着順)

講義の概要

月曜講義(吉田キャンパス)

メインテーマ 「おもて」

4月11日(月曜日)
「イマジナリーキューブのおもてとうら」 立木秀樹 准教授(人間・環境学研究科)

  問題です。直交する三方向から見て正方形に見える立体はいくつあるでしょうか?そのような立体をイマジナリーキューブと名づけ、それに基づくオブジェを作成して京都大学総合博物館や海外の数学的芸術展で展示し、小学校から大学まで様々な所でワークショップ授業を行ってきました。きれいで面白いオブジェがおもてなら、そのうらに基礎となる数学があります。今回は、うらの顔も分かりやすく解説します。記念品も用意しています。

4月18日(月曜日)
「レヴィナスの「顔」──倫理と他者の現れ」 佐藤義之 教授(人間・環境学研究科)

  「おもて」ということばには「顔」という意味もあります。フランスの哲学者レヴィナスは、「顔」という概念から彼の独自な倫理思想を組み立てました。ただ、「おもて」には、表面に現れているものというニュアンスがありますが、彼の考える「顔」の現れとは、むしろ自らを隠すものです。どういうことでしょうか。レヴィナスの独自の倫理思想に触れることで、倫理について考え直してみたいと思います。

4月25日(月曜日)
「東アジアの表と裏」 金文京 教授(人文科学研究所)

  日本社会はタテマエ社会、中国人は面子(メンツ)にこだわり、韓国人は体面(チェミョン)をつくろう。人間だれでも表があれば裏があるが、東アジアには独特の表裏文化がある。東アジアの裏から表をながめれば、さてなにが見えてくるのか、裏表のないところをお聞かせします。

水曜講義(桂キャンパス)

5月11日(水曜日)
「日本・東アジアとヨーロッパ-人口問題から考える」 渡邉尚 名誉教授

  明治期以降140年間日本の人口は増え続け、2004年に頂点に達したあと減少傾向に転じた。日本の経済成長と近代化を支えたのは、この長期人口増にほかならない。それではすでに始まった長期人口減は、日本の経済衰退と社会劣化をもたらすのか?多くの日本人が危機感を強めている。そこで近代日本社会が具えるにいたった特性を洗い出し、これが今後日本のとるべき途を示唆していないか、同じ人口減社会の欧州と対比しながら考える。

5月18日(水曜日)
「資産価格バブルについて」 翁邦雄 教授(公共政策大学院)

  1980年代後半以降の日本経済におけるバブルとその崩壊、そして2000年代後半の米国経済における金融危機など、近年の世界経済はバブルの生成と崩壊に激しく攪乱されてきた。資産価格バブルとはどのようなものか。なぜ起きるのか。なぜ破裂するのか。なぜ防ぎにくいのか。全て悪いものと言えるのか。こうした点について、歴史的に有名な事例から直近の米国の住宅価格バブルにいたるさまざまな例にも照らしながら解説する。

5月25日 水曜日
「地球温暖化防止の環境経済戦略」 植田和弘 教授(地球環境学堂)

  地球温暖化対策はいかにあるべきか。温室効果ガス排出量の急速な削減が求められる中で、温室効果ガスの削減目標や削減のための手段をめぐって論争が続いている。本講義では、環境と経済の関係に焦点を当てつつ、古典的なトレードオフ論を克服する議論や実践がいかに展開されてきたか概観する。さらに、デカップリング論、緑の経済成長論、持続可能な発展論を紹介しつつ、地球温暖化防止の環境経済戦略を提唱する。

問い合わせ先

京都大学企画部社会連携推進課
TEL: 075(753)2233(月曜日~金曜日 9時00分~17時00分)
FAX: 075(753)2286
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
E-mail: kinen52*mail.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

主催:京都大学
後援:財団法人京都大学教育研究振興財団/京都府/京都市

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