第4回 京都大学ホームカミングデイ

第4回 京都大学ホームカミングデイ

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B 宇治キャンパスツアー(宇治おうばくプラザ、研究所群の見学)

定員:40名(お申込による先着順)
出発時間:8時45分 ※この時間までに受付(時計台記念館)をお済ませください。
宇治おうばくプラザに集合される方は、同プラザに9時50分にはお越しください。
集合場所:百周年時計台記念館集合または宇治おうばくプラザ集合

 宇治おうばくプラザは、今年10月完成予定の学生・研究員等が集う教育研究施設で、地域住民をはじめ一般の方との交流が可能な施設です。今回は、この新しい施設と研究所を見学していただけます。

  • 9時00分 時計台 (バス)発 → 9時50分 宇治おうばくプラザ集合 → 見学 (10時00分~11時00分) → 昼食場所(宇治生協会館等) → 12時00分 宇治発

見学は、宇治おうばくプラザをメインコースとして4コースを設定
(各コースは定員10名 先着順となります)

1. 超高分解能分光型電子顕微鏡棟(化学研究所)

 電子線分光型超高分解能電子顕微鏡により、加速電圧1000kVの高速電子を用いて原子分解能構造観察を行うほか、電子エネルギー損失測定によるナノ領域の電子状態解析や、元素マッピングの観察を行っています。

写真:電子顕微鏡

2. ヘリオトロン実験棟(エネルギー理工学研究所)

 ヘリオトロンJ装置は、磁場閉じ込めプラズマ核融合の一方式であるヘリカル型ヘリオトロン配位の改良・最適化を目標として設計・製作されました。この装置の大きな特長として、磁場配位を様々に変化させ制御できることが挙げられます。これにより閉じ込め特性、巨視的安定性、および加熱特性等のプラズマの各特性について、より柔軟性のある実験が可能となっています。

 写真: ヘリオトロンJ装置

3. 材鑑調査室(生存圏研究所)

 材鑑調査室は、材鑑やさく葉標本の収集をはじめ、内外の大学、研究所、諸機関との材鑑交換を積極的に行っています。現有材鑑数は17,469個(178科、1,131属、3,617種)、永久プレパラート数は9,563枚です。写真は、法隆寺五重塔心柱の一部 (ヒノキ)で、これは年輪数351、推定樹齢455年以上、A.D.241~591年(弥生時代~飛鳥時代)に相当しています。このような歴史的建造物由来の古材標本は322点にのぼり、研究用に利活用される貴重な資料となっています。

 写真: 法隆寺五重塔心柱の一部

4. 強震応答実験室(防災研究所)

 1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)は、阪神地域の広い範囲にわたって構造物に甚大な被害をもたらしました。この被害は、新築構造物に対しては地震時応答予測をより定量的なものにして信頼性の高い設計手法を作ること、また既存建物に対してはその的確な耐震診断と補強手段を開発することが必要であると教えてくれました。この分散並列型強震応答実験装置は、その目的達成に向けて様々な実験的研究を実施するために開発された振動実験装置です。

 写真: 木造家屋の新しい耐震補強法開発のための実験事例