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小和田恆国際司法裁判所長講演会「国際司法裁判所-その機能と展望」を開催しました。(2011年12月15日)

 小和田恆 国際司法裁判所長による講演会「国際司法裁判所-その機能と展望」を、法学研究科主催で法経済学部本館において開催しました。国際司法裁判所(以下「ICJ」)は、国連の主要機関で、国家間の紛争を裁判したり国連諸機関に法律的な助言意見を出したりする機関です。小和田所長は日本人として二人目の裁判官で、日本人初の所長です。

 小和田所長は、ICJの地位や機能を概観されたのち、国際社会がいま「一体化」の方向に向かっており、国際法の内容も変化してきているとされ、それが従来の国家間紛争の枠を超えて、個人の権利や環境を主題とする紛争となって現れており、国際法秩序と国内法秩序が関わり合う新しい秩序が生まれつつある、と指摘されました。

 またICJでは、世界の主要法体系を代表する裁判官構成と、入念な判決起草過程による知恵の集約(convergence)がICJの正当性(legitimacy)を担保しており、その判決はよく履行されていると述べられました。最後に、新設のlaw clerk(裁判官を補佐する調査官)制度を紹介され、こうした職に奮って挑戦するよう、京都大学の学生に発破をかけられるとともに、出席学生との間で有意義な質疑応答が行われました。

 なお、小和田所長は、講演後に松本紘 総長を訪問され、総長から本学の研究教育計画などの説明を受けられた後、意見交換が行われました。また村中孝史 法学研究科長とも面談されたほか、国際法関係の研究者とも懇談が行われました。


質問する学生

にこやかに質問に答える小和田所長

熱心に聴き入る学生
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