京都大学シンポジウムシリーズ「大震災後を考える」シリーズI -II 京都大学発・新技術セミナー「土壌・水質汚染の実態と放射性核種の高速除去」を東京オフィスで開催しました。(2011年8月4日)

京都大学シンポジウムシリーズ「大震災後を考える」シリーズI -II 京都大学発・新技術セミナー「土壌・水質汚染の実態と放射性核種の高速除去」を東京オフィスで開催しました。(2011年8月4日)

 産官学連携本部では、一般財団法人バイオインダストリー協会(JBA)との共催で、東京オフィスにおいて新技術セミナーを開催しました。

 同セミナーは、好評であった7月14日開催「土壌からの放射性物質の洗浄除去と植物への影響」に続き、同じく「土壌の清浄」をテーマに追加開催されたものです。

 まず、バイオインダストリー協会の福田和彦 部長による主催者挨拶に始まり、上田義勝 生存圏研究所生存圏開発創成研究系助教による「福島県下の土壌汚染の現地調査と合理的な放射性核種除染手法の検討」、渡邉哲弘 地球環境学堂資源循環学廊(陸域生態系管 理論)助教による「土壌中におけるセシウムの挙動」、牧野圭祐 産官学連携本部長による主催者挨拶、井上國世 産官学連携本部副本部長による「京都大学のサイエンスの世界と社会貢献」、福谷哲 原子炉実験所放射性廃棄物安全管理工学研究分野助教による「環境中放射性物質の各種吸着剤を用いた収着特性~天然鉱物および下水処理活性汚泥を中心として~」、中村秀仁 原子炉実験所原子力基礎科学研究本部放射線安全管理工学研究分野助教による「産学官連携による放射線蛍光 プラスチックの開発~安価で高性能な探知機から癌診断装置まで」の講演を行いました。

 1回目に続き、事前予約の反響は大変大きく、当日ものべ150名の参加者が講演に熱心に耳を傾け、活発な質疑応答を繰り広げるなど、「土壌の清浄」についての関心の高さがうかがえました。

 今後も産官学連携本部は東日本の産業界との連携を図るため、東京オフィスを拠点とした活動を進めていきます。


左から牧野本部長、福田部長、井上副本部長

左から上田助教、渡邉助教、福谷助教、中村助教

会場の様子