植田充美 農学研究科教授が平成22年度財団法人バイオインダストリー協会賞を受賞しました。(2010年6月21日)

植田充美 農学研究科教授が平成22年度財団法人バイオインダストリー協会賞を受賞しました。(2010年6月21日)

 植田充美 農学研究科教授が平成22年度財団法人バイオインダストリー協会賞を受賞しました。受賞理由は細胞表層工学の開発とバイオテクノロジーへの展開です。

 植田教授は、分子細胞生物学研究とIT技術を基盤としたゲノム科学研究を結びつけて、タンパク質の細胞表層への輸送機構の解析をもとにして、酵母などをはじめとする全生物に普遍的に存在する細胞表層輸送システムのゲノム情報を発見し、世界初の「細胞表層工学」という新しい研究領域を開拓しました。
  これにより、バイオ燃料研究の進展への寄与、環境やハイテク産業への貢献等が大いに期待され、さらに、環境に重要な微生物のゲノム解読に世界で初めて成功したことにより、非可食バイオマスをモノづくりにも完全有効利用できる要素技術を確立しました。
  今回の受賞は、バイオ分野におけるバイオインダストリーの健全な発展への貢献によるものです。

 授与式・発表会は2010年9月29日にバイオジャパン2010(パシフィコ横浜)で行われます。