近藤科江 医学研究科特定教授が、女性科学者の会奨励賞を受賞しました。(2008年6月20日)

近藤科江 医学研究科特定教授が、女性科学者の会奨励賞を受賞しました。(2008年6月20日)

 近藤科江 医学研究科特定教授(科学技術振興)は、2008(平成20)年6月14日東京都千代田区学士会館において開催された「2008年度女性科学者の会総会」において、『低酸素特異的融合たんぱく質を用いた治療薬・診断薬の開発』を対象に、第13回女性科学者の会奨励賞を受賞しました。

 近藤教授は、2004(平成16)年度から2007(平成19)年度まで、京都大学医学研究科21世紀COEプログラム「病態解明を目指す基礎医学研究拠点」に准教授として、低酸素に関連する疾患の病態イメージングと治療薬・診断薬の研究に従事しました。また医工連携プロジェクトに参画し、生体光イメージングを用いたプローブの評価系の構築を行いました。今回の受賞は、上記研究と参画している医工連携プロジェクトへの貢献、および、女性研究者を取り巻く環境が未だ厳しかった時代に、学内保育環境の立ち上げと整備に尽力し、研究と育児の両立に成功したことが、女性研究者のロールモデルとして評価されたものです。

 近藤教授は現在高次生体イメージング先端テクノハブの医学研究科領域で特定教授としてイメージングプローブの構築・評価を行うとともに、工学研究科先端医工学研究ユニットを兼務し、京都大学における医工連携教育、研究プロジェクトのメンバーとして活躍しています。