
2005年3月25日付質問書への回答を下記のとおりとする。
記
1
1−1
(1)学内の方針が話し合われたのは、9月27日(月)に開催された役員懇談会の席上であった。その直後、9月30日(木)に開催の「副学長による情報公開連絡会」で公表した。
なお、本計画にかかる予算は11月8日に決定されている。
(2)学生等の意見徴収は、平成14年10月、「学生支援・学生サービス」に関する自己点検・評価で、学部学生、大学院生、及び教職員に対して書面による調査を実施した。その中で、9割の学生はキャンパスの整備状況に対して強い不満を示し、狭いキャンパスに建物が多く建てられ、そこに車と自転車が路上に溢れ、放置自転車も多く、歩行者の安全が危惧されている現状をとてもひどい状態であると訴えている。
(1)のとおり情報公開連絡会で公表した後、学生部では計画に関する学生からの意見、質問等を学生課まで申し出るよう裏門付近2カ所に掲示板を設置したが、学生からの具体的な意見等はなかった。
(3)計画の立案時期:キャンパスアメニティ計画は平成>13年からスタートしている。留学生ラウンジ「きずな」からカンフォーラの整備や正門周辺とインフォメーションセンター、総合人間学部構内や旧三高門周辺整備、そして時計台記念館の再生などを進めてきた。
裏門周辺の計画は平成16年度の夏ごろから計画の策定を開始し、9月初旬に事務本部(総務課、資産管理課、学生課等)関係者での会議で学内調整をはじめた。
計画・立案に関わっている組織:施設・環境部
予算規模とその出所:今回の実施予定部分は約70,000千円であり、全学共通経費の使用を決定した。
計画の大学内での決定・承認過程:計画の審議(施設整備委員会9月21日)→学内方針打合せ(役員懇談会9月27日)→予算の確保(財務委員会10月27日)→決定・承認(役員会11月8日)の流れであるが、今回の計画は、本部構内等交通委員会(9月22日)にも意見を聴いた。
1−2
(1)本工事計画については、「副学長による情報公開連絡会(9月30日)」においてイメージ図を公開し、裏門付近に設置した掲示板を設置(10月6日)し、計画に関する意見・質問を求め、計画に反映することを期待したが、これらに対する意見、質問がなかったことによる。
(2)法人化後は、各理事が職務分担に従い、その職務を果たすことになっている。今回の件については説明に必要な資料は施設・環境部の協力を得て東山副学長が計画の詳細を把握し説明してきた。整備に関する技術的な事柄は、ホームページ上で公開し質問へは回答している。
ホームページ掲載は11月22日。以降12月17日、平成17年1月14日、2月16日に更新している。
(3)本学のホームページに関連情報が掲載された際、関連した質問、意見等の申し出を受けるため、施設・環境部と学生部担当のメールアドレスを併せて掲載した。関連情報の公開と併せて、学生や教職員からの意見等を申し出る機会を設け、十分説明を行ってきた。
(4)(3)のとおり、2つの担当部署のメールアドレスを掲載した後、施設・環境部担当のメールアドレスには質問が2件「大学の北門の整備計画について(本学大学院生)」、「完成予想図を見ての意見(田中門前町住人)」があり、回答してきた。
学生部担当のメールアドレスには質問が1件「石垣はどうなるのですか(京大生)」があった。
現時点でのアクセス数は3,767件。本部構内北西門改善計画を考える会等の学生からは要求書により、白紙撤回と責任ある当局者との話し合いの開催を繰り返すのみであった。大学側が求める大局的見地からの具体的な内容の質問・要望等がなかったと言える。
2
2−1
(1)計画の予算:平成16年度全学共通経費
全学共通経費は、法人化後の新しい予算の枠組みであり、本学の発展・充実の観点から緊急的に必要な経費、建物の維持管理に係わる経費、その他学内で措置する必要がある経費等に対して使用することが承認された経費であり、施設・環境整備に使用を計画する経費が含まれる。
(2)計画の立案時期:裏門周辺の計画は平成16年度夏ごろ。
計画の発案者:施設・環境部
計画に影響を与えた学内外からの要望や苦情等の内容
・「学生支援・学生サービス」に関する自己点検・評価で、学部学生、大学院生、及び教職員に対して書面による調査(学内)
・身障者に配慮した設計とすること(学内)
・隣接建物のセキュリティの確保(学内)
・景観に配慮し、コンクリートよう壁を石垣に変更すること(学内)
・夜間等モラルをわきまえない人のたまり場(ベンチなど)ができるのは望ましくない。(学外)
・管理用の門を設けず24時間歩行者・自転車は通行可能にすること(学内)
・京大の先生の研究開発した材料等の使用を検討すること(学内)
具体的には、透水性舗装材料の採用、木製デッキ材の材料選択など
(3)石積みにした経緯:計画立案の過程で、コンクリートよう壁(格子やリブ模様の表面形状で京都らしさを表現したものを検討していた)であったが、総長よりご意見をいただき、周辺の景観との調和から石積みよう壁を再構築することに変更した。
(4)詳細な設計図:配布する。
2−2
(1)本部構内の屋外環境の実状調査として、事務本部(総務課、資産管理課、学生課等)での協議を行いながら、関係部局(総務部、財務部、学生部、文学部、教育学部、法学部、経済学部、工学部、附属図書館、学術情報メディアセンター、人文科学研究所、経済研究所など)へのアンケート調査を行い、駐車、駐輪の現状の問題点や改善に向けた意見や実施事項などの調査を行った結果である。
本部構内への車両の入出構は平成16年度、外来者(入構許可証記載者数)が1日平均約
500台と教職員の許可証153枚、業者への駐車許可証202枚であり、車両の入出構は正門と裏門のみである。歩行者の入出構は、学生部厚生課の人口調査(平成14年度)によると1日約6000人の出入りがある。バイクは、裏門をはいったところに34台程のスペースがあり、裏門からの入出構を行っている。自転車は、平成15年5月の実態調査時には、合計5,000台を超える駐輪があった。裏門周辺から図書館前までは特に、車両、バイク、自転車、歩行者の動線が交差、併走する危険な状態にある。
(2)本部構内幹線道路整備計画について
歩行者優先の安全・安心な道路整備を行うため、構内を通行する車両の速度を規制することが必要である。交差点における舗装仕上げや植栽フォルトの設置、車道部と歩道部の仕上げの変化などにより自然に速度低下を促す。雨天時の水たまりや舗装の不陸の是正も行う。
本部構内百万遍門整備計画について
改善計画として、構内道路の西側の歩道舗装ルートから裏門西側を百万遍交差点に向けて歩行者のルートを新設し、車いすも通行可能な歩行者専用門を設けることを立案した。京阪電車や付近のバス停から百万遍交差点に集まる人の流れを交差点コーナー部から直接大学へ導き入れるルートを新設し、京都市歩道から交差点コーナーまでの見通しをよくすることにより、歩道通行者の安全向上も図る。学内から出る車両については、一時停止や減速して、歩道通行の人や自転車との接触事故の防止できるよう床仕上げの変化をつける。交差点と一体になったオープンスペースは、情報交流、公開広報のスペースとし、開かれた大学を象徴する。
計画検討の途上で、�@安全確保のための歩道ルートに自転車を含めた計画をするか否か�A歩行者通路の取り方(プランニング)について検討を行った。
�@については、計画地が駐輪スペースとなることは目的にそぐわないことや新ルートを猛スピードで走り抜けていく自転車が安全安心を目的とした通路を確保できないこと、また見通しがいいために自転車が信号に間に合わせてスピードを出しすぎるのではないかなどの理由で、車いすは通行可能なバリカーで歩行者専用とした。
�Aについては、現計画案の他、京都市歩道と一体になった歩行者通路の拡張案、歩行者通路のみを路地状に土地を削り設ける案など比較検討の結果、現計画案を計画した。
(3)事業の必要性、緊急性、効果については、2−2(2)の内容について、委員会で検討し問題解決のために緊急に整備することが了解され、部局長会議でも説明し了承を得ている。学内外関係者から早期の実現が待たれている。
2−3
(1)通行の安全性の確保のために既存の石垣を大学敷地内にセットバックした。石垣の長さは変わっておらず、公道に設置されていた看板が通行者に危険な状態であった問題の解決にもなっている。新植の樹木は、カツラ(総合人間学部構内北側と同じ)で設計している。交差点側の樹木は東側に移設して見通しを良くした。
(HPに変更内容を掲載、平成17年1月14日)
交差点の反対側からの整備後のイメージ図を新たに配布する。
(2)計画により、現在の石垣はほぼ今出川通に平行になるが、今出川通の植栽を低くすることにより、今出川通から、及び東大路通北から南へ下る人達への宣伝効果が著しく低下するとは思えない。
(3)今まであった石垣への立て看板スペースを積み直した石垣に確保することで、そこ以外の立て看板の設置を禁止することは考えていない。また、そこへ誘導するという考えもない。
(4)積み直した石垣による制限はないと思われる。尾池総長、東山理事の意向を踏まえた計画である。
(5)立て看板を安定させるよう、ひも、針金などで結べるようにするためのもの。
2−4
(1)自転車は歩行者と同等に考えたいが、両者を比較すれば、歩行者が弱者になるため、歩行者優先を考える。歩行者用アプローチを別に設けることにより自転車の通行も容易になる。
(2)障害者を含む通行人が安心して通れるようにすること。
(3)障害をもつ学生及び教職員に配慮した施設整備を逐次行ってきた。(最近の整備は、北部学生食堂の身障者対応工事、アジア・アフリカ地域研究研究科のエレベーター設置、法経済学部、工学部等改修工事における身障者対応工事など)
また、障害を持つ入学志願者や在学者に対しては、各学部(所属学部)で修学上の相談を行い、必要な措置を講じているところである。
2−5
(1)オープンスペースの具体的な計画案:オープンスペースは、本部キャンパスへの来学者を迎えいれるゲートに位置し、ショートステイの待ち合わせ場所や構内配置のサインや掲示等の情報を供給する場とする。将来は、可変表示(電光掲示板)やHP、伝言板、などの多くのメディアの発受信の場として存在価値を高めていくことを検討している。
(2)歩行者の安全確保のため、ノーカーゾーンやノーバイク・バイシクルゾーンの設定、駐車・駐輪場整備などの学内交通安全計画を考えることは、安全・安心・快適な屋外環境の向上につながる適切な計画であると考える。
以上
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