音声用スキップ(本文)
ニュースリリース

『ヒト・社会・地球』のための連携協力
慶應義塾大学と京都大学は、「連携協力に関する基本協定書」に調印
2007年9月27日


ヒトと社会の過去と未来をつむぐ
医学・生命科学分野における両大学の連携


 両大学間では、再生医学関係、生活習慣病研究、神経科学領域における共同研究が進行している。今回締結する連携協定により両大学間の既に進行している共同研究を推進するとともに、医学生命科学研究領域における情報交換を行い、新たな共同研究を進める。
 また、共同研究の実施に際しては、両大学の有するネットワークを用い、グローバルに情報の収集・発信を行う。

(研究テーマ例)
 従来から、京都大学と慶應義塾大学はともに再生医学関係の研究に実績がある。例えば、京都大学では山中 伸弥教授のグループが体細胞をES細胞様の多能性の細胞(iPS細胞)へ転換させる技術の開発に成功し、一方、慶應義塾大学医学部の岡野 栄之教授のグループが神経幹細胞を用いた脊髄損傷の研究を開発するという成果を得てきた。
 すでに両グループでは共同研究を開始しているが、今回の協定締結を契機として、今後、両大学で、これを発展させ、自己の体細胞由来のiPS細胞から神経幹細胞を誘導し、これを用いた脊髄損傷を始めとする神経難病の画期的な治療法の開発を進める。
 これにより、2010年頃までに、サルを用いた前臨床研究を行うことを目指す。この成果は、脊髄損傷を始めとした神経難病に対して、自己の細胞を用いた細胞移植治療を可能にし、これらの疾患の根治療法の開発に繋がるものと期待できる。