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ニュースリリース

独立行政法人科学技術振興機構、京都市と連携協定を締結
2007年8月23日

 JST(理事長 沖村憲樹)と京都市(市長 桝本�ョ兼)、京都大学(総長 尾池和夫)は、科学技術振興に関する連携協定を締結いたします。

1.協定の趣旨

 左から尾池総長、桝本京都市長、沖村JST理事長

  JSTは、京都市や京都大学をはじめとする地域の関係機関の協力のもと、平成16年に「JSTイノベーションプラザ京都」(以下、プラザ京都)を「桂イノベーションパーク」(注1)(以下、パーク)内に設置し、新規事業の創出に向けた「育成研究」(注2)などの研究開発支援事業を中心に活動しています。本年9月に第一期採択課題の終了を予定している「育成研究」の中には、JSTと京都市、京都大学の3者の連携により、優れた研究成果として結実した課題もあります。
京都市は、産学公連携による新産業創出拠点としてパークを位置付け、3つの国関連施設(注3)と研究施設用地に民間企業(3社)(注4)を誘致し、産学公関係機関の連携の下、世界最高水準の知的産業創造拠点の形成を推進しています。
 京都大学は、パークに隣接する区域に平成15年に桂キャンパスを開設し、多様な研究活動や人材育成、社会連携など大学の研究成果の社会還元を推進する活動を展開しています。
 今回、JSTと京都市、京都大学は、これまでの連携を今後も発展的に継続し、相互に連携・協力して各種の科学技術振興施策を展開することにより、地域の活性化及び産業の振興に寄与するべく、科学技術振興に関する協定を締結いたします。

2.協定の内容
 JSTと京都市、京都大学の3者は、京都市と京都大学及びJSTの地域活動拠点「プラザ京都」が緊密な連携を築くことにより、次に掲げる事項について、相互の施策の効果的な展開を図って参ります。

  1. 地域における研究開発及び技術移転の促進に関する事項
  2. 地域における科学技術振興を支える人材の育成及び交流に関する事項
  3. 地域における産学官連携の推進に関する事項
  4. 地域における上記以外の科学技術振興に関する事項

3.連携協定締結式 出席者

  • JST : 沖村憲樹理事長、堀場雅夫プラザ京都総館長 他関係者
  • 京都市 : 桝本�ョ兼市長 他関係者
  • 京都大学 : 尾池和夫総長 他関係者

4.成果事例紹介
 協定締結式終了後、連携の事例として、プラザ京都において実施している育成研究
課題(下記)の成果を公開いたします。

【事例概要】
JST地域イノベーション創出総合支援事業重点地域研究開発推進プログラム(育成研究) 平成16年度採択のプロジェクトでは、井手亜里(京都大学 教授)が中心となり、京都大学とJST、大日本スクリーン製造株式会社が共同で、高い寸法精度と色再現を特徴とする超高精細デジタルデータ化を実現する可搬型スキャナを開発しました。このスキャナは、大型の文化財を非接触で入力できるもので、京都市の協力を得て、世界遺産である元離宮二条城の障壁画のデジタルデータ化も行っています。また、得られた高精細な画像データの拡大・縮小が自在にでき、かつ高速・簡便に表示可能なタッチパネル型表示システムの開発を進めております。このシステム開発は、デジタル博物館として文化財の新しい鑑賞法を提供し、ひいては文化財の新たな価値を引き出すものと期待されます。



 京都新聞(8月23日夕刊 8面)、科学新聞(8月31日 2面)、産経新聞(8月25日 25面)、日刊工業新聞(8月24日 23面)、日本経済新聞(8月24日 15面)、毎日新聞(8月24日 25面)及び読売新聞(8月23日夕刊 14面)に掲載されました。